このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2008年

興禅寺〜碑巡り〜
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宇都宮市今泉町に 興禅寺 (HP)という寺がある。


興禅寺山門


「河北禅林」と書いてある。

臨済宗妙心寺派 の寺院である。

山門を入ると、左手に 若山牧水の歌碑 があった。


かんがへてのみはじめたる一合の二合のさけの夏のゆふぐれ

第5歌集『死か芸術か』所収の歌。

 大正9年(1920年)4月19日、若山牧水が宇都宮の下野歌人会に出席した際、揮毫したそうだ。

 大正11年(1922年)11月2日、牧水は 『みなかみ紀行』 の旅の後、日光から宇都宮を訪れている。

30日から此處に来て、完全に日光の酒を飲みほしたる形跡あり、蹌々浪々としてこれより宇都宮に向ふ。

(大正11年11月2日付け繪葉書)

昭和57年(1982年)3月23日、興禅寺住職靖宗元海歌碑建立。

前住職英宗雄和尚は歌人石川暮人。

若山牧水の『創作』同人で、『下野短歌』創刊。

石川暮人の歌碑がある。


とこしえにたのみがたなき愛染のわが目のあたり白菊の花

昭和35年(1960年)4月、建立。

昭和41年(1967年)、英宗雄和尚示寂。

興禅寺境内には 野口雨情 の民謡碑もあった。


山は遠いし野原はひろし水は流れる雲はゆく

昭和20年(1945年)1月27日、野口雨情は宇都宮市鶴田町で永眠。

興禅寺住職英宗雄和尚が弔った。

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