このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

第四弾ては終わるような書き方しましたが、終わらないです、足尾探索。本山がダメならまた別な場所を探せば言い訳で。29日の結果を踏まえて、いろいろと調べてから今度は行く事にする。そうすると小滝坑口の対岸に、小滝鉄索トンネルなる物がある事が分かる。銅山と直接関係しているわけじゃないけど、変な所好きとしてこう言うのは行っておかないと気が済まない。ひょっとしたら取っ掛かりがこのトンネルから掴めるかも知れないので、とりあえず行ってみる。

小滝坑口入り口

 

情報によるとこの小滝坑口の対岸にあるらしい。どれどれ、と探してみるがそれらしい物は見つからない。低い目線だと見つからないのかなと思い、近くに丘があったのでそこへ登り、そこから見渡して見る。すると・・・

はい、初っ端っからドン!! です

 

何が「ドン!!」なのか分かりませんよね。マーキングすると・・・

マーキングしても何があるのか分からないかも知れません。自分でも知らなかったら、何が何だか分からないと思います。何枚か撮って一番優秀な写真がこれですから。そろそろ本当にちゃんとしたカメラを考えた方がいいですね・・・。で、この写真の説明をしますと見てくれは隊道の入り口。双眼鏡で確認しても、間違いない。入り口も人一人十分入っていけるスペースもある。こりゃ幸先いいスタートだぜ、ガッハッハ。

と言う事でこの撮影した場所で高笑いしてても始まらないので、この入り口への接近方法を考える。第一の方法として、この入り口に直接行く。第二の方法としてトンネルの反対側の入り口まで回りこむ。

第一の方法ははっきり言ってキツい。この写真に写っている入り口の回りの状況はそのまんま、崖。この入り口の下には川が流れており、要するに渓谷みたいな感じなんですよね。まだ反り返ったような岩場の渓谷じゃないんで、ここへ接近できる可能性0って訳でも無いですが、ミスって転がった日には川にドボンで全身打撲も夢じゃない(川の水深が浅いんです)ので、ちょっと躊躇。

とりあえず第二の方法、反対側の入り口を探す事とする。

が、しかし、このトンネルの位置が反対側と言うのを不可解にした。と言うのも下の地図を見て頂きたいのですが・・・

赤線はトンネルがまっすぐだと仮定した上での、方向です。まぁ・・・、入り口からいきなり直角に曲がるトンネルなんて見た事ないですから、トンネルだとすればこう言う仮定で大丈夫かと思うんですよね。となると、、、反対側ってどこやねん・・・、って事に。進む方向にトンネル出口がありそうな所も無いしその上、その進行方向に何か施設がある訳でもありません。この進行方向をずっと行くと山があり、そしてその山が終わる所はすでに足尾線と渡良瀬川があると言う状態。どう言う進行方向なんだ、このトンネルは。これはもうしょうがない。反対側の予測が全くつかないとなれば、この目で見ている入り口に向かうしかない。

と言う事で、過酷を承知で第一の、見た入り口に直接行く方法を取る。そこで直接この穴の先を見て、どうなっているか確かめるしかない。

そして動き出しました。大まかなコースは・・・

この通りです。川の直接渡河は不可能なので、車道が川越した場所からコンタクトです。また、この場は選鉱所跡地として観光地化されており、駐車場があるので車の放置にも最適。それでは、いざ・・・

 

道行を写真に収めた方が良かったんでしょうが、ごめんなさい、全く撮ってません。と言うのも、それほど過酷だったんです。結構な傾斜と道なんかある訳が無いのでそれを行くのは困難でした。途中、「何やってるんだろう、俺」とか考えちゃうほど、辛かったです・・・。だって、滑ったら川にドボンなんだもん。

穴の入り口のためだけに必死こいて谷沿いを歩いて辿り着いた地点は、こんな風になっていました。

 

急になだらかになった地点辺りを撮影。この周辺には・・・

 

こんな物が点在してました。どうやらここは集落の跡地みたいです。生活の跡が残っていました。そして・・・

 

はっきりと分かる階段の跡。この階段は・・・

 

上へ上へと繋がっていました。しかし、その繋がった先にはもう何もありませんでした。

 

トンネルの入り口を取った場所を今度はトンネル側斜面から撮影。 写真の真ん中に小高い丘があるのが分かるでしょうか。そこからトンネル入り口を撮影しました。

 

思わぬ出会いでした。てっきりトンネルのみであとはただ斜面しか無いだろうと思っていた場所に、案内板も何も無い、集落の跡がありました。その状態はこの手の集落跡の中ではいい方の部類かもしれません。上に載せた茶碗の欠片など、かなりの残留物が残っていました。また、よくこう言う所で目に付く空き缶やら菓子の袋等のゴミも全くありませんでした。ここまで来る奴もそんなに居ないみたいです・・・。

さてさて、肝心要のトンネル入り口はと言うと・・・、どうやらこの集落より高度が低いみたいです。ここに来るまでにひたすら上を見ながらここまで来たのですが、上を見る限りトンネル入り口は見当たりませんでした。そしてこの集落跡の場所と対岸で入り口を撮影した場所を感覚で考えると、明らかに行き過ぎているな・・・、と。

と言う事で高度を下げつつ、元来た道(?)を戻って行ったのですが、いやぁ、、ホント、逝ってしまうのか・・・、と思ったね・・・。と言うのも、この集落に辿り着くまでに得た高度ってのは要するに、滑落しないために上へ上へと行く事で、ここまで高い所に来た訳で。ここを下へ下へと力を加えて行くと、斜面が急なんで相当余計に下へ力が加わる。そうなるとちょっと力加減をミスったりするだけで、足元がズルッと滑る。うほっ! !と思うこと数知れず、「やめときゃ良かった・・・」と思うこと数回、そして「もう帰れればいいや・・・」とも思いました。とにかく、死にたくは無いので・・・

そんなこんなで途中、完全に帰ってました。さすがに穴の入り口=命との交換は出来ないので・・・。が、しかし、、、何て言うかなぁ、、、悪運って奴ですか、もう本当に帰るような状態だったんですよ。本当に死んじゃうかもって思った地点もありましたから。そんな中・・・

 

やっと着いたぜ、こんちくしょう〜!!

 

必死に斜面と戦っている最中、おもむろに出てきた石垣群。「これは何かある・・・」とまだ気力が残っていた様で、周囲を探して見たら何とか発見。こんな斜面と戦った意味がやっとこ出る・・・。と言う事で、内部写真です〜

 

トンネルじゃねぇ!! これはまさしく・・・

 

そう、これはトンネルじゃありませんでした。まさに坑道。その入り口だったのです。斜面と戦った代償が、ただのトンネルじゃなくなんと、坑道入り口でした。しかし・・・

 

ダメだ、入っていけねぇ〜!!!

 

今の装備じゃ一発で浸水してしまうほど、溜まっている水溜り。こういう事態を想定して無かったので、ドライオンリー装備で来てしまいました・・・。しかし場所は分かったので、近々ウエット装備でここに行きます。内部がどんなになっているか、楽しみですね。

と言う事で、この入り口で分かる範囲でリサーチ。入り口の風体は人が入って行く事を想定したような作り。近くに集落跡があるのでここに住んでいた人たちのための、坑道侵入口じゃないかと。そしてこの入り口からは、坑道独特の冷たい風が感じられない。恐らくかなり近い所で決定的崩落をしているっぽい。目の前がすでに石で埋もれてますしね。しかしちょっとぐらいは行けそうですから、進入して崩落地点を目指そうと思います。

って言うかここで疑問。小滝鉄索トンネルはどこ??。全然関係ないよね、これ。そう言えばこの坑口も、小滝坑口の対岸じゃなくて全然違う場所だしな。あれ〜??

まぁ・・・、次回はこれも改めて探そう、うん・・・。

 

次回への収穫が得られた足尾探索。第六弾へ行く前に銅山その物とはちょっと関係ないけど、せっかく足尾に行ったので遺構を撮影してきました。

 

休線となっている、間藤←→足尾本山間にある、鉄道隧道です。これは間藤側の隧道入り口です。せっかく足尾に来たので、覗いて見ました。と言うか、最初はあんまり行く気なかったんですけどね。もう何人もの方がここに侵入し、情報をネットに公開しているので、今更行っても・・・、と思っていたのですがご覧の通り、行っちゃってます。

 

まったく行く気なかったので、リュックに入れてある予備の1wLEDで行きました。このライト、カスみたいな値段で売られている割に、とても明るいのでいいですよ。どこのホームセンターでも置いてあってうまく行けば2000円以下で売られてます。ちょっとした隊道なら行けるぐらい明るいライトなんで、別に 隧道なんか行かねぇよ、タコって思ってらっしゃる方も、自宅の緊急用に一本、置いておく事をお勧めします。型番はGT-10AAです。

 

日の光が届く所で撮影。調べてみたら休線扱いと言うのは、ちょっと手直しすればいつでも現役復帰できるような状態との事らしいです。確かに、隧道自体は崩落の様相は全くなく、線路その物もバラストもちゃんと敷かれてて、錆びた線路も付け変えればいつでも、復活出来そう。まぁ・・・、復活させた所で使う人があまり居ないかも知れませんが・・・。

 

足尾銅山側隧道入り口

 

と言う事で、足尾探索第五弾、新たな取っ掛かりを見つけてこれからの繋ぎが出来ました。近々予定が空き次第、ウエット装備であの坑道入り口へ行って見たいと思います。

 

探索日

2005/05/03

探索時間

09:00〜11:00

12:00〜14:00

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