このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

9375M「階段規制」緊急レポート!

客車隊報2002年6&7月号後記にて「夏コミ輸送の8/8大垣発・8/11品川発はモントレー車9両です。大丈夫か?」と記した「現場」を視察して参りました。当日(2002年8月11日)は恒例により、夏のコミックマーケット終了直後(17時頃)から行列が出来ていましたが、諸事情で隊長が22時過ぎに品川駅に着いてみると、なんと「階段規制」が始まっている!
大垣夜行史上初?の「階段規制」は、先に到着した織部氏によると21:45頃から開始されたようです。ホーム上の行列が錯綜するというレベルまでは昨年以前も恒例の光景でしたが・・・
今回はとうとうホームに収まりきれず、7番ホームへの入場を規制する、いわゆる「階段規制」(ラッシュ時やダイヤ混乱時にはよく見られる)が実施されました。
階段の上にあるイベント広場(この時期はポケモンラリーを実施中。写真右端の黄色いチェーンがその会場)にまで行列が伸びており、さらにW字状に折り返すという状態。入線20分前の時点ではここまでの行列でしたが、このあとの列の流れ方を見るに、列はさらにコンコース方向に伸びていたものと推定されます。
そして23:10に9375Mが入線(写真は入線3分後)
各ドアごとに並んでいたホーム上の旅客が全員乗り込むには、それから3分ほどの時間を要し
階段上に並ぶ旅客がホームに入れたのは23:14頃(写真はロープ規制解除直後)
それからたっぷり6分間も列は続き・・・。
階段規制が完全に解除されたのは入線10分後の23:20でした。しかしホーム上にいた旅客だけで既に通路まで埋まっている状態であり、それから10分たっても各ドア10人程度が乗り切れない状態が続きます。
そこで「いつもとは逆に」 なんと臨時からあふれた旅客を「ながら」へ誘導する放送が23:30頃から流れ ます。このホーム案内放送で約300名強が11番ホームから発車する「ながら」 先行の普通列車2本(うち1本は国府津行き・・・)に移動しました。
ちなみに「300名強」の内訳は、乗り切れない人が200名(10名前後×ドア数)たかをくくって30分前にあらわれる人々(いつでもおられますが)が100名位(正確には階段から降りてこない人もいると思われる)で、これらが全て?小田原駅へ移動したことになります。一方、肝心の「ながら」も各デッキ5人程度は立っており、ホームは呆然と立ちつくしたり、あきらめて座り込んだり、更には乱入するテーハミング軍団?などでごったがえしておりました。
ながら」が出ると再び7番ホームにとって返す人や今頃になって品川へ来た 人たちがホーム上に現れましたが・・・。
ご覧の通り立錐の余地すらない状況では、もはや乗車することさえも叶わず
発車1分前には無情にもドアが閉まり、そのまま約3分の遅れで9375Mは発車。遂に積み残しが発生してしまったのです・・・。
ご覧の通り既に「ドアが閉まっている」ところにご注目下さい(発車1分前の撮影です)

客車隊報2002年8月号より一部修正して転載


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