このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
平林寺
厳密には東京都ではないのですが、久々に新座市にある平林寺を訪れてみました。
平林寺、または平林禅寺とも呼ばれる臨済宗のお寺です。
平林寺は1663年に岩槻から現在地へと移転しました。
境内は広大で
地図で示した場所
が入口になります。
平林寺の総門。東京近郊では珍しい茅葺屋根です。
300円の拝観料を払って中に入ります。
総門の先には立派な山門があります(写真は横から撮ったところ)。
これもまた茅葺屋根。両脇には仁王様が鎮座していました。
仏殿です。
訪れた日は入れませんでしたが、仏殿の奥に本堂があります。
平林寺は午後3時過ぎに訪れるのがお勧めです。
午後3時から晩課と言う夕方のお勤めがあるので、読経の音が聞こえてきます。
結構迫力のある声です。この日も午後3時過ぎに訪れたので聞くことが出来ました。
平林寺では今でも多くのお坊さんが起居して、修行を続けています。
修行僧の1日のタイムテーブルがあったのですが、午前3時起床と書いてありました(笑)。
見性院様の供養墓です。
この供養墓は2メートルくらいの高さがあります。
私の実家はここから5キロほどの場所にある練馬区大泉学園で、
平林寺には子供の頃に何度か自転車で訪れていたのですが、
当時は見性院様の事跡も会津との関わりも全く存じませんでした。
この場に立って子供の頃の記憶が甦って来ました。
子供の頃に見性院様のお墓に御参りした事があります!
「武田信玄の次女の墓」と書いてあるのを見て、
「武田信玄の次女の墓が何でこんな所にあるんだろ?」と思いながら、
墓前にチューインガムを1枚お供えしました。(笑)。
何故チューインガム?と言う気もしますが、賽銭箱もないし、線香も花も持参していなかったので、
何かお供えしたいと思いつつも、手持ちの物がチューインガムくらいしかなかったのでしょう。
子供のやったことなので、許してやってください。
何故その時、どのような人物かも全く知らなかったのに、チューインガムとは言えお供えする気になったのか?
DNAに何か刻み込まれているのでしょうかねぇ。
野火止用水の跡です。
この手前で野火止用水はいくつかの流れに分かれ、そのうちの一つを平林寺の境内に引き込んでいました。
野火止用水は玉川上水より分流したもので、玉川上水は土津公が開削を建議したものですね。
平林寺の前には平林寺堀と言われる野火止用水の分流があります。
野火止用水の本流は平林寺の裏手を流れています。
他にも、と言うか通常こちらの方がメインなのですが、
平林寺は大河内松平家の菩提寺となっており、
知恵伊豆と呼ばれた松平伊豆守信綱公始め歴代藩主の墳墓や、
豊臣五奉行の一人であった増田長盛、野火止用水を開削した安松金右衛門の墓があります。
ただ、平林寺は実際に修行されている方が多数おられる禅の道場ゆえ、
いつ訪れても自由に参拝できるという訳ではないのでお気をつけください。
1月16〜20日
5月15〜21日
6月1〜7日
7月1〜7日
7月1〜7日
10月21〜27日
12月1〜8日
上記が拝観休止日になっております。
あれ?訪れた日が含まれているぞ。(笑)
境内には入れるけど、本堂付近には入れないって言う事ですかね。
そう言えば、子供の頃に鐘楼とか見た記憶があるし・・・。
拝観時間は午前9時から午後4時です。
この午後4時と言うのは、入口を入らなければならない時間で、境内には午後4時30分までいる事が出来ます。
交通
お寺の入口の前に「平林寺」と言う名前のバス停があります。
JR武蔵野線新座駅から、東久留米駅行き、ひばりヶ丘駅北口行き、大泉学園駅行き、
JR武蔵野線北朝霞、東武東上線朝霞台駅から、東久留米駅行き、
東武東上線志木駅から、ひばりヶ丘駅北口行き、
西武池袋線大泉学園駅から、新座駅南口行き(片山小学校行きの乗り場から出ています)、
西武池袋線ひばりヶ丘駅から、志木駅南口行き、
西武池袋線東久留米駅から、朝霞台駅行き、新座駅南口行き、
に乗ると「平林寺」を通ります。
本数や駅からの距離にはかなり偏りがあるので、
西武バスのHP
で時刻や路線図を確認したほうが無難です。
最寄り駅はJR武蔵野線新座駅ですが、お寺の入口まで2.3キロあります。
平林寺の近くの新座市役所の裏手には
新座市立中央図書館
があります。
参拝後、調べ物をするのにはお勧めです。
何故、見性院様の墓が平林寺にもあるのかと言うことについて明確な事はわからなかったのですが、
平林寺が会津と深い関わりがあることがわかりました。
平林寺と会津の関係については別項を設けましたので、 こちら から御覧ください。
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