このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
鶴岡
鶴岡は庄内藩16万7千石の城下町です。
鶴ヶ岡城跡は鶴岡公園となっており、本丸の跡には酒井家初代忠次公、二代家次公、三代忠勝公、九代忠徳公を祀った
荘内神社
が建っています。
神紋は庄内藩酒井家と同じ方喰です。
その境内に平成16年にお亡くなりになられた酒井家18代当主酒井忠明さんが、平成15年の宮中歌会始で詠まれた和歌の歌碑が建っています。
「今もなほ殿と呼ばるることありてこの城下町にわれ老いにけり」
個人的には非常に好きな歌です。
この歌が示すとおり、庄内藩主酒井家の御子孫は今でも鶴岡にお住まいです。
今でも街の人から「酒井さん」「酒井の殿様」と呼ばれ慕われております。
鶴岡公園の隣接地、庄内藩主酒井家の御用屋敷だった場所に庄内藩主御隠殿等、江戸時代や明治時代の建物、庄内地方の歴史、文化的資料を集めた
致道博物館
が建っています。
致道博物館の館長は酒井家の現御当主です。
他にも酒井家縁の方がお勤めだそうで、ガイドをしてくれる若い女性の方の名札に「酒井」と書いてあれば、それは本物のお姫様かもしれません。
致道博物館には4〜5メートルはある庄内竿が多数展示してあります。
これは庄内藩の士風を語る上では避けては通れないものです。
庄内藩では尚武の気風があり、藩士に釣りを奨励していました。
庄内藩では釣りの事を「勝負」と呼び、長さ4〜5メートルもある独特の庄内竿を担いで釣りに出掛けます。
庄内自体は日本海に面していますが、鶴岡の街は内陸にあり、磯釣りが出来る浜までは峠越えをして20キロほどの道のりを長い竿を担いで夜通し歩かなければなりません。
釣りの方法にも「竿を置いてはいけない」等色々と決まりがあり、それを破ると切腹などの厳しい処分が待っていました。
致道博物館から200メートルほどの所に
鶴岡市立図書館
があります。
地図で言うと
ここ
ここには通常の出版物の他に、新聞の切抜きや図書館の方がまとめた物など多数の資料がありました。
その中の一つに
「庄内藩関係の戊辰役慰霊碑・墓碑一覧」
と題された史料がありましたので、その写しをここに掲載したいと思います。
美味しいお店も御紹介。
宿泊していたユースホステルで紹介して頂いたのですが、鶴岡駅の近くに「うなぎ若林」と言うお店があります。
「うなぎ若林」と言う店名ですが、うなぎ専門店ではなく、庄内浜で獲れた地魚のコース等があってとても美味しかったです。
店名は失念しましたが、ユースホステルで伺ったところ、御主人は東京の何処だかのお店で料理長まで勤めた方だとか。
そして、なんと、御主人の御先祖は、越中富山の薬売りで、庄内藩酒井家の隠密だったそうです。
お店の入り口には家紋が飾ってあるのですが、元隠密だからなのでしょうか?とても珍しい二重家紋でした。
色々と鶴岡や庄内に関する面白い話をお聞きする事が出来ました。
場所は
鶴岡市末広町11-9
で、電話番号は0235-24-3701です。
地魚のコースだと2500円〜3000円、11時から14時まではランチタイムで刺身定食630円等もあります。
いずれも東京だとこの値段では考えられないような料理が出てきます。
自分が630円の刺身定食を食べた時には、お通しで、だだちゃ豆が山盛りと玉こんにゃく。
刺身はかんぱち、ヒラメ、ほうぼう、タイにフグ。
それからフグの粗(と言ってもフグの頭が丸ごと入っていました。)で作ったお味噌汁を出してくれました。
勿論定食なので御飯付です。
お魚は仕入れの状況などによって日によって変わります。
数名でお店を訪れて同じものを注文しても、それぞれお魚が違うこともあるそうです(笑)。
鶴岡の駅前にマリカと言う商業施設が建っているのですが、そこの東館3階に
「鶴岡市ネットワークコミュニティーセンター」
と言う、無料でインターネットを出来るスペースがあります。 結構大きくて、10台以上無料で使えるパソコンが並んでいました。
駅を降りて調べものをしたい時にも、電車の待ち時間にも使えるので便利です。
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください