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醍醐林道
東京都八王子市
２００５・１２・３１　来訪

陣場街道を登り、ちょうど神奈川と東京の県境、和田峠にさしかっかった所に醍醐林道の分岐がある。
最初ここを訪れた際には、ショボダートのこの道をてっきり行き止まり林道だと思い込んでしまった。
実際には陣場街道を少し遠回りするような形で通り抜けられるのだが、
２００５年度版ツーリングマップルには『H16現在通行止め』と書かれてある。
なんだ、結局、通り抜け出来ないんじゃん、と思っていたら・・・

	和田峠直下、 陣場街道 との分岐点。 何やら林道について警告文が書かれている。 『この先通行規制中』 『落石の危険あり』 ・・・んー、林道って言ったら常に規制されているようなもんだし、落石なんてあって当たり前のようなもの。 別に普通なんじゃないの？
	第一、ゲートも特に無いし封鎖もされていない。 どこが通行止めなんだ。 それとも、通行止めが最近になって解除になったのかも。 それじゃ〜、通らせてもらいますよ〜。 分岐直後はいたってフラットなダート。 しかし、通行止めとなっていた林道。 この先、いかなる路面が待ち受けているのか？
	とか、おもっていたらいきなり舗装路。 正直、拍子抜け。
	とはいえ、路肩ヤバ目な所もあるが。
途中、見晴らしの良い区間があり、下界に八王子の街が広がる。 しかし、全体的には景色の良い所は少なく、延々薄暗い杉林の中を行く、といった感じだ。
	道端にうっすらと残る雪。 ２００５〜２００６年にかけての冬は全国的に大雪に見舞われ、多くの被害を出していたが、関東内陸部に関しては殆ど雪が降らなかった。 そんな中、山岳部だけは少量の雪が積もったのだろう。
	道が上りから下りに転じる。 写真ではよく分からないかもしれないが、結構な急坂。 アクセル回さなくても、余裕で５０ｋｍ以上の速度が出る。
	しかも、突然凍結した水溜りなんかが現れるので危険極まりない。 出来うるだけ減速をして進む。
	後半は、小石や砂が路面に散らばっていて、幅員も狭め。 更に急坂なので、たち悪い事この上なし。 物凄く走行に神経を使う。 とはいえ、こんな林道ザラにあるが。
	突如、目の前にチェーンゲートが。 あれ、やっぱ走っちゃマズかったのか？ 簡単に抜けることは出来るが。
	さらに集落内に入る直前にまたもや封鎖ゲート。 しかも今回は結構厳重。 なんとか、バイク一台抜けられる隙間があったのだが、ここを抜けられなければ５ｋｍ近く戻らされるハメになる所だった。 しかし、全線走ってみて特に通行支障があるようなものは無かったのだが？ なぜまた、この道を封鎖しているのだろう。
	恐らく答えはこれだ。 首都圏に程近く、しかも人目につかず産業廃棄物やちょっとヤバめなゴミを投棄できそうな場所として目をつけられてしまったのだろう。 ここら辺一帯でそのような被害が幾つか発生してしまい林道を封鎖してしまったのでないか。 自然環境を悪化させ、地域の人々に迷惑をかけるような行為は許されない。