このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
内房を走る国道127号線はトンネルが多い。
房総南部は山がそのまま海になだれ込んでいる険しい地形なので
車道を通す為に必然的に随道を彫る事になる。
明治の早い時期からこの地に車道を通すため随道が掘られていった訳だが
東京湾挟んで向かいの三浦半島が煉瓦随道が多いのに対し、千葉県側はすべてが素彫りである。
やはり神奈川側の街道の方が重要視されたのであろうか?
現小浦随道のすぐ横に眠る旧随道もそんな明治期に掘られた物の一つと思われる。
現・小浦随道。 その手前から怪しげな小道が分岐していく。 っていうか、気付かなきゃ道にすら見えないであろう。 | |
だが、一歩小道に踏み入れると明らかに人為的に切り崩されたあろう斜面。 道も荒れてはいるが本来は自動車にも対応した規格である事に気付く。 そして、やや急なカーブの先には・・・。 | |
こんなモンがありました。 坑口は落石だらけ。 おまけに木の枝も転がりまくって荒れほーだい。 だが随道自体は何ともないようだ。 | |
おそらく開通して100年近く立つ随道ではあるが2輪車ならば未だ通す事は可能。 四輪車はちょっと難しいだろうが。 随道北側は水溜りや泥でヌタヌタだが、南側は反対に乾燥していて路面が砂っぽい。 また南側坑口そばには温泉旅館があり、そこの荷物置き場状態にされている。 | |
南側坑口。 でかいです。 前に止めている車と対比してみてください。 あと前述の通り旅館の前に出るので、随道に入洞する際と出た直後は旅館の従業員と客にイイ感じに白い目で見られるので覚悟のほどをw (出来うるだけ、さわやかな笑顔でごまかしましょうw) | |
旅館駐車場から現道に復帰。 現トンネルも昭和29年開通と年季が入っていますが、改修されつつまだまだ現役が続きそう。 歩行者、チャリンコには酷なトンネルです。 旧随道を歩行者専用随道にしてみては?とか思うが旅館の敷地内となっている為に出来ないのかも。 |
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