このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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御坂隧道
山梨県笛吹市〜富士河口湖町(旧R137)
2005・11・3来訪
   

御坂峠の歴史は古く、日本武尊が東国遠征の際にこの峠を通ったのが始まりとされる。
富士山の絶景地として知られ、太宰治や井伏鱒二などの文人もここを訪れている。
現在、国道はトンネルで峠をスルーしているが、
県道に格下げされた旧道を通り多くの人が峠を訪れている

ここが、笛吹市側の現道との分岐点です。
右側が現国道、左が旧道です
途中何度も峠の茶屋の看板があり、直前にも大きな看板があるので迷ったり、通り過ぎたりする事はないはずです。
自分がここを訪れた時は、ちょうど山が紅葉に色づき始めた頃で、標高を上げていくたび色鮮やかになっていきました。
休日でありながら、旧道という事もあるのですが交通量がそれ程なく、のんびり気持ちよく走れました。
錆び付いた『警笛ならせ』の標識。
もう何年も放置プレイにさらされているのでしょう。
てか、マシンガンにでも打たれたような跡があるのが気になります。
さて、こちら昭和7年開通の御坂随道です。
中は蛍光灯がポツン、ポツンとあるだけで暗いです。
しかも、この重厚な面構えの坑口で時間によっては、ダークなオーラを発生させる事でしょう。
そんな事からミステリースポットとしても有名で、心霊現象も起こる事とのウワサも。
正直、随道に近づいてくるとイヤーな気分になってきました。
が、随道直前で工事をやっていたり後続車が立て続けにきた事もあり恐怖感はまったく無かったです。
さっきまでトンネルにビビっていたのがウソみたいに随道内を探索しました。
トンネルの壁をよく見ると凹凸があります。
最初は素彫りだったのでしょうか?
壁はコンクリでは無く、ザラつたよく分からない物(アスベスト?)で吹き付けてあります。
コケ生していて、年季が入っているのが感じられます。
途中、地下水が漏れている所があり、少し濡れました。
随道を抜けまして、富士河口湖町に出ました。
こちらは日向となっていて、笛吹側とは違い明るい感じとなっています。
峠の茶屋です。
今まで峠を登ってくるまで人気が少なかったのに、峠は大賑わいです。
みんな河口湖方面から上ってきて、Uターンしてしまうのでしょうか?
いまでは、すっかり少なくなってしまった峠の茶屋。
しかし、この太宰治も利用した御坂の茶屋が今でも生き残っているのは、ここから見える絶景ゆえです
さあ、ご覧ください!富士と河口湖のスーパーコラボを!
て、富士山ほとんど見えないやーん。
峠を登っているときは快晴だったのに・・・。
くやしいんでまた行きます。
河口湖方面に峠を降りると、ちょうどトンネルから出てきた現道と合流です。
新御坂トンネルは4km近い長大トンネルでかつては有料道路だったそうです。
河口湖から峠方面に向かう際ここを右折するのですが、トンネルから途切れなく車列が続くのでなかなか曲がれません。(写真の信号はトンネルが通れるかの確認用でY字路のものではない)
個人的には御坂随道の暗闇を抜け、そこから眼前にパノラマが広がるといったパターンが一番感動できそうです。


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