このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
正丸トンネル手前にて、旧道と現道が分岐。 青看板にも「旧道・正丸峠」と書かれていて迷わず行ける。 | |
が、現道から分岐して100mも行かない内にまた分岐。 むしろこっちのほうがフェイントになっていて、真っ直ぐ進むと刈場坂峠へ向かう林道に入ってしまう。(けど、こっちの峠も景色が良くてなかなかイイ) 右に曲がる道が旧道。 この場所のどっかに正丸峠を案内する看板があったはず。 | |
この谷の底が現道との分岐点な訳だが、短い間に一気に標高を上げて行く。 それこそ、きついカーブと急坂の連続な訳だが、トンネルが出来る以前はここをすべての車がひーひー言いながら通っていたのだろう。 第一、この道は首都圏と秩父を結ぶ最短ルート。 観光シーズンなんかは悪夢のような渋滞が出来ていたのではないか? | |
また、この道の狭いこと。 一応、2車線ってことセンターラインが引かれているのだが、コレ絶対インチキ2車線だよな、ってとこがある。 普通車同士の離合も厳しそうだが、大型車が来たら絶対アウト。 にもかかわらず、この峠を下った先には秩父セメントってものがあったりするんだな。 セメント業界最大手の石灰採掘場とセメント工場がこの国道299号線上にある。 つまりトンネルが出来る以前は、この狭い峠道を大型トラックがひっきり無し通っていたって事になる。 はたして、ちゃんと道として捌けていたのだろうか? トンネルが出来たのが昭和57年ということだが、もう少し早くに作っていてもよかった気がする。 | |
道の脇を流れる小さな滝。 華厳の滝のようなスケールのでかい滝も好きだが、このようなかわいい滝も癒されてイイ。 | |
ガードレールが吹っ飛んでます。 実はこの峠、某公道レースマンガ「D」(まんまやねw)の舞台にもなっている。 てか、こんな激狭の道でドリフトなんか出来ません。 真似しても、軽く死ねます。 | |
こちらは深い切り通しの偽峠。 一瞬、峠に着いたかと思うとこの先、まだまだ上り坂が続く。 | |
自分にとってこの道は、初めて通った旧道であったりする。 んで、何でこの道を知ったかと思うと、上記でも述べた某公道レ−スマンガでw 最初に通った時の感想と言えば 「気味の悪い道。」 荒れた舗装、散らばった落ち葉、そして昼なお暗い道。 さらに平日の日中と言う事で交通量がほとんどなかった。 そりゃ心霊スポットにもされちまうわ、ってな感じだった。 それから4年、再びこの道を走ってみれば、初冬の空気が気持ちいい素敵な道じゃないか、と思うようになっていた。 人の感じ方というのは経験とそのときの感性で変わるものだな。 | |
これがホントの車道・正丸峠。 さらに山奥深くには古道の峠がある。 偽峠と同じく深い切り通しで、駐車場には二輪の走り屋たちが待機している。 峠には売店もあり、観光客と言うよりもやはり走り屋達の休憩スポットとして成り立っているのだろう。 | |
峠東側の景色。 写真だとよく見えないが、山の向こうには、所沢や狭山の街並みが広がる。 さらに向こうの奥にうっすらだが、さいたま新都心が見えた。 | |
峠西側はインチキでは無い2車線が続く。 が、やっぱり舗装は荒れてて、落ち葉が散らばっている。 そんな中、峠ライダー達がかっと飛ばして下っていく。 自分もスピードを上げたいが落葉が怖いし、ブレーキの調子が悪かったので(つーか、そんな状態で走るな!)慎重に進む。 | |
県道53号線と合流。 というか、旧道もそのまま県道に飲み込まれていく。 画面の右から左に流れていくのが旧道。 県道区間は1〜1,5車線、たまに2車線になる事もある | |
旧道沿いの斜面で栽培される茶畑。 そおいえば、埼玉北西部は狭山茶の産地。 “色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす” だそうな。 意外な事だが、お茶の栽培の北限がこの埼玉らしい。 埼玉が寒いと言うイメージは無いが、基本的にお茶は温暖な気候を望むので、関東南部が限界なのだろう | |
再び、トンネル手前で合流。 山を一直線に貫くトンネルでは1分ほどで抜けられる道を、山の斜面を曲がりくねって行く旧道では20分近くかかる。 だが、現役時は最初にも書いたとおり大型車との離合等で道が詰まったりして、もっと時間がかかった事だろう。 ストレス無く峠を越す事が出来るトンネルに感謝しつつ僕は旧道を行く。 原チャリだと、長大トンネル内で後ろから迫ってくる大型トラックは恐怖です。(しかも自分の後ろで渋滞なんか出来ちゃったりすると、物凄い緊張を強いられるw) |
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