このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
昭和40年後半から50年前半にかけて管理人の友人がこぞって鉄道会社を経営していました。 どの友人も最初は完成品からのスタートでしたが、そのうちペーパーキットの組立、ボディー完全自作にと発展していき、自慢の車両を見せ合いながら、定期的に運転会も催したものでした。 国鉄の花形車両をたくさん揃えていたO氏。 工作が得意で次々とフリーの小型車両を製作したI氏。 旧型国電やB級車両のファンだったE氏。 今管理人のショーケースには、30年ほど前にこれらの友人たちから譲り受けた車両が管理人の車両となかよく並んでいます。 |
▲昭和48年にI氏から譲り受けた静岡鉄道デワ1を模した車両です。静鉄デワ1は私のお気に入り車両で平成17年現在静鉄長沼車庫で健在です。 譲り受けた当初は吹きさらしの運転台でしたが、管理人が密閉式の運転台に改造してしてしまい、魅力を失わせてしまいました。 台車はアーチバー形を履いています。一度誤ってスプリングをはずしてしまい、バラバラになってしまってあわてたことがありました。 本当は動力を付けたかったのですが、何せ小さいボディーゆえモーターの搭載をあきらめました。 |
▲ほっそりした顔つきです。半流線型をしているのも実車の雰囲気をよくとらえています。 |
▲屋根はI氏得意の廃物パーツをあれこれ取り付けて、ゲテモノ車両の感じを出しています。 実車はパンタグラフがついていますが、模型ではポール仕様になっています。 ポールも完全自作品できちんと向きも変えることができます。 |
▲つづいてE氏製作の有蓋貨車です。フリーハンドで引いた木目の表現などゲテモノ車両丸出しといったところです。 しかしその泥臭さ野暮ったさが管理人のお気に入りでした。 昭和49年の製作です。 |
▲もう一両E氏製作の、国鉄テム300という鉄製有蓋車を模した怪しげな車両です。 実物は雨樋のないのっぺりとした外観が特徴で、これも管理人お気に入りの車両でした。 実車は発火しやすい生石灰などを運んでいたようです。 完全フリーの自由形ですが、実車の特徴があらわれていてこれも管理人お気に入りの車両です。 昭和49年の製作です。 |
▲以上の3両で編成を組んでみました。 E氏製作の貨車は何ともオーバースケールなのがわかりますが、それがまた味のあるところだ、とは氏の弁です。 しんがりは平成17年に購入したリバイバルの天賞堂製プラ貨車ワム28000で決めてみました。 むかしはこのモデル、窓のところにプラスチックのバリが見られましたが、さすが今のモデルはきれいに仕上がっていました。3500円でした。 |
▲最後はO氏提供のマロネ41です。昭和50年、管理人の誕生日にペーパーキットのかたちでプレゼントされました。 お手製のペーパーキットをプレゼントされたのはあとにも先にもこのときだけです。 手作りの説明書通りに組み立てました。ただし窓は複層ガラス化された時代を再現してみました。 小高やロコ、中村製の旧型客車といっしょに編成を組んで運転しました。 |
▲マロネ41の屋根上です。マロネ41は20系のような独特な深い屋根が特徴です。 冷房つきのためベンチレーターはありません。屋根が耐水ペーパーを貼って表現しました。 |
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