このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

New!!レトロスタンプ【戦前編】

・昭和47年5月に東海道線興津駅に用意されていたものは、正規のDJスタンプ以外に、直径5センチほどの小型のスタンプが置かれていました。スタンプ本体は木製のがっちりしたものでしたが、インクの汚れがこびりついていて、押してみると「興津駅」の「駅」の字体が旧漢字であることに驚きました。これがはじめてのレトロスタンプ(管理人が勝手につけた名称です。当時は「レトロ」などという言葉はまだ一般化されていませんでした。)の収集でした。

・その後交通公社から時刻表の復刻版戦前編が発売されるに及び、戦前から国鉄駅に記念スタンプが用意されていたことを知り、「興津駅」のスタンプはもしや戦前製のものではと思うようになりました。

・その後もスタンプを押すために訪れた何駅かに摩滅寸前のいかにも古そうなスタンプが置かれていました。字体から戦前製と思われるものを紹介したいと思います。

・印影がはっきりしないため、間違った記述があるかと思います。鑑定に堪能な方、ぜひこれらスタンプの情報をお寄せください。


▲管理人がはじめて押したレトロスタンプです。
押したときは駅の文字が旧字体なのに驚きました。
図案は興津〜由比間にあるさった峠の景観です。
トンネル部分が東海道本線、横の道路が国道一号線です。
昭和47年5月の押印です。




▲赤塚駅のスタンプです。
戦前製と判断した決め手は、左側の兵隊さんの姿です。
その後ろに日の丸が立っているので、日本軍隊だと考えられます。
赤塚には兵学校が存在したのでしょうか。
昭和54年4月の押印です。
▲水郡線は袋田駅のスタンプです。
駅の字体から戦前製と判断しました。
図案は有名な袋田の滝です。
昭和53年7月の押印です。




▲予讃線は伊予小松駅のスタンプです。DJスタンプもありました。
古い建物は四国八十八箇所の香園寺でしょうか?DJスタンプの図案に同じお寺が描かれていました。
上の山並みは石鎚山と思われます。
昭和53年3月の押印です。
▲摩滅寸前の古いスタンプでした。
さてどこのスタンプでしょうか?とクイズが成立します。
正解はスタンプ下の小さな机?がヒントです。
そう横浜線の小机駅のスタンプです。何となく「小机」と読めませんか。
昭和53年3月の押印です。




▲鹿児島線は佐敷駅のスタンプです。
KANTAさまの「STATIONSTAMP」のサイトから、
昭和9年に作られたスタンプであることが判明しました。白砂青松の有明海を図案化したものと思われます。
右は車エビでしょうか。
昭和54年3月の押印です。
▲小さい印面に盛りだくさんの内容です。
お相撲さんとくれば、両国駅が思い浮かびますが、正解は予讃線内子駅です。右下にその文字が読めます。
その上にはクラシックカーの姿が見えます。
国鉄(鉄道省)のバスでしょうか?
昭和53年5月の押印です。




▲常磐線平駅(現いわき駅)のスタンプです。
真ん中のマークは昭和41年まで存在した平市の市章と考えられます。
左上に自転車が描かれています。サイクリングロードがあったのでしょうか。
昭和51年3月の押印です。
▲浦和駅のスタンプです。
「文」の文字が見えます。
今の埼玉大学をデザインしたものでしょうか?
文教の町を表現したかったのでしょうか?
昭和51年11月の押印です。



▲どこのスタンプかおわかりですか?
益子駅のものです。
益子焼きの壺が決め手です。
下に右書きで「駅子益」とあります。
昭和53年7月の押印です。
▲KANTAさまの「STATIONSTAMP」のサイトから、
昭和9年に作られたスタンプであることが判明しました。
丹那トンネルを抜けるEF55の姿でしょうか。
昭和52年4月の押印です。
函南駅の文字が摩滅寸前です。



▲レトロスタンプの旅館版です。
管理人お気に入りの宿「雲仙宮崎旅館」の記念スタンプです。
これ以外にも数種類のレトロスタンプがありました。
昭和47年8月押印です。

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