このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
他の地域では祝祭日に開催されますが、糸満では古式にのっとり、平日でも旧暦の8月15日に糸満大綱引が開催されます。綱引は糸満市の国道331号糸満ロータリーから白銀堂の間で行われます。
綱引きの前にエイサーや旗頭や舞踊などのパレード(道ズネー)が14時頃から行われます。
17時頃からカヌチ棒を用い雄綱と雌綱を合体する作業があります。
綱引き前に旗頭のガーエー(ガーエーとは激しく揉み合う様態、戦い、競争みたいなもの、エイサーオーラセーのことをエイサーガーエーともいうようです。)がありす。ただでさえ旗頭を持ち上げ、支えるのも大変なのに(パレードでも結構倒れたりして危ない地区が幾つかあった)旗頭をぶつけ合うのは自爆になったり等、迫力があります。
次に南北両陣営から「イチマンマギー」「マカビチャーン」という糸満の伝説上の人物に扮した若者(シタク)が波に揺られるように戸板に担がれ登場します。綱の中央で対峙して、それぞれの陣営の士気を高めます。
糸満大綱引は一般の人も自由に参加できます。面白いのは、相手方が引いているときは、綱に乗り、座ったりして休みながら、引かせないようにして、疲れてきた頃合いを測って引き返したりと双方で駆け引きを行うことですが、南組(フェーカタ)が綱に乗って休んでいる時にジリジリと引っ張られていくのが見えました。2007年度は開始から7分34秒で北組(ニシカタ)が10メートル引っ張り勝利しました。2007年までの戦後の対戦成績は北組の30勝27敗4引分けとのことです。
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