このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

真栄里大綱引き

糸満市真栄里では毎年旧暦8月16日に300年余りにわたり、真栄里大綱引きを行なっており、2007年は9月26日に同部落のメーミチ広場で開催されました。真栄里の住民達が西(イリ)と東(アガリ)にわかれ、雌綱と雄綱の綱をつなぎあわせて引き合いますが、綱引きに参加できるのは、現在のところ真栄里出身の人に限られています。午前11時すぎにメーミチ広場に西と東のそれぞれから棒旗(ぼうばた)や旗頭、獅子に先導されて、東西合わせて108メートルの大綱が登場。棒旗や旗頭のガーエー、棒術などで互いに志気を高め、カヌチ棒が差し込まれると同時に引き合いが始まりました。去年(H18年)は戦後初めて東が勝ったとのことですが、2007年は西が勝利しました。綱引きの後に男衆の気合いの入ったガーエー(まさにぶつかり合い)や棒術などが披露され(真栄里の棒術はすごいです。男衆が入れ替わりで演舞続けていきます)ました。13時前で綱引き関連の行事が一旦修了となり、私もひきあげましたが、夕方(16時)からは同広場で道ジュネーや青年会エイサーなどが行なわれることになっていました。真栄里は海から離れた山手の素朴な農村地区ですが、伝統的な大綱引き行事の格式やエネルギーには感動します。

 

 

のどかな風景

 

子供たちがほら貝を吹き、ドラを鳴らしてまわる

 

公民館に置かれた大綱                祭り会場のメーミチ広場、まだ人はまばら

 

大綱をかついでの東の登場                      自分達の綱の長さを棒尺で確認中

 

西も登場

 

お互いの綱の長さを確認し合う

 

棒術を行いつつ前進

 

猿が獅子を懲らしめる様子

 

 

ミルクさまも行列に参加

 

旗頭ガーエーと一緒に棒をもった集団もガーエーするのは珍しいとおもいます。

 

                                間に入ってやりすぎないようにする人達もいます

 

再度、棒術や獅子舞あり

 

雄綱と雌綱の合体だが、かついだ綱の上にシタクが乗っています。

 

 

シタクを乗せたまま、綱を合体させ、合体した直後より綱引きが始まります

 

真栄里地区出身者しか綱を引くことは許されていません。

 

 

綱引きの後に肉弾戦が。                          相手をあおるおばさんたち

 

このような肉弾戦も沖縄では珍しいです。

 

20〜30分の間にわたり西、東それぞれで、どんどん交代しつつ棒術を若い衆を中心に披露していきます。

 

 綱引きの最後としてかついで帰っていきます。

                        

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