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国王王妃行列の始まり 三線(これは実際にはなし)
先導:行列の先触れをする者で、後ろの鞭(警護に使う)、火矢(爆竹を鳴らす)、旗、路次楽(行列で演奏される音楽)の責任者
旗はいろいろあり、「令」字旗は中国の皇帝の命で来ていることをつげる。他に国王や冊封使の行列に彩りを添える飾りの旗もあり。赤涼傘(りやんさん):傘の一種で国王が行列する時に揺らしながら行進し、目的地に着くと立てて飾る。
赤涼傘の次に儀じょう(武器を持った一団)、大親(ウフヤ:国王や王妃の行列時に三司官の一人が大親になり行列全体の指揮をとる)。黄涼傘(りゃんさん):揺すりながら行進し、琉球では赤と黄の二種だが、中国では白、青、藍など各種の涼傘が出る。
国王が外出時に乗る乗物をチューといい、敬ってウチューまたはウチューイといった。これを担ぐ人をウチューフという。
一般公募で選ばれた国王役の方
王妃も外出時にはウチューに乗った。これを担ぐ人は国王と同じで首里の農民があたり、女官が周囲を固めた。
女官の次に摂政(王子の位。国王に次ぐ国政の責任者で、国王の兄弟や王族から任命された、赤地浮織冠)。次に三司官(士族の最高の位、行政の責任者、紫冠)。
中国皇帝使節団 冊封使行列(中国皇帝が冊封のために派遣した使節団は、冊封の式典が行われる日に、冊封使の宿舎である天使館から首里城まで行列を行いました。その行列は、琉球王国側からは三司官が出迎え、琉球側、中国側とで行われました。)
旗;巡視旗は見回って実情を調べる意で役人の権威づけるものとして必ず出した。虎旗、人物旗、龍旗、雲旗とともに正使を褒め、行列を飾り整え、冊封使行列にしか見られず、琉球側にはない。
黄涼傘、赤涼傘ともに儀礼的な傘。 冊封正使・副使:正使は皇帝の名代として来琉しているので、冊封をうけるまでは、国王も下手で絶えず拝啓して迎接する。清時代は正使が満人、副使が漢人という組み合わせが多かった。
伝統芸能行列:若衆(十代の士族の少年、若衆踊りはみずみずしい生命感を歌い上げ、琉球王朝芸能の華であり、御冠船踊りの中心をなした。)
行列の最後尾で待機中の四つ竹の方々。 同じく待機中の旗頭、エイサーの方々。
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