このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
信州にスケッチに行こう!
開田高原・御嶽山編
開田高原と御嶽山 御嶽山は長野・岐阜県境に位置し、標高3067mの独立峰の活火山である。また、富士山、立山、白山、大仙とならぶ霊峰として知られている。剣ヶ峰を主峰に摩利支天山、継子岳などの峰が連なり南北3.5kmにもおよぶ広大な山頂部を形づくっている。その山麓の東山麓標高1100mに広がるのが開田高原です。自然にかこまれた素晴らしい高原です。四季折々の自然の美しさは見どころの一つです。御嶽山は開田高原から見る姿が一番美しい。 |
私と開田高原 初めて開田高原を訪れたのは23年前の1985年。その年、桑名市民病院絵画クラブのスケッチ旅行を開田高原へ行く計画を立て、その下見に訪れたのが初めてです。その後、幾度も開田高原を訪れました。 当時は新地蔵トンネルもなく開田村に入るには木曽福島から地蔵峠を抜けていくか、木曽福島の手前を左折して三岳村を通って行くかでした。大型の観光バスは通ることが出来ず、観光客も少なかった。初めて開田高原を訪れた時、地蔵峠に着いたその瞬間に見た御嶽山の雄大さに感動しました。開田高原も今のように観光化されていなく、自然の姿がいっぱいでした。その後、御嶽山には御岳ロープウェイスキー場、開田高原マイアスキー場ができ、開田村も観光化が進み、観光客が沢山来るようになりました。 今年10月に訪れたら、開田高原は「日本で最も美しい村」に選定されましたというポスターが貼ってあった。そして、ふるさと広場では「そば祭り」が盛大に行われていました。 |
23年前、初めて開田高原を訪れた時、地蔵峠から見て感動した御嶽山。 雄大な姿は今でも変わりがないが、その後、スキー場の開発で、今では山肌のゲレンデの模様が気になる。 | |
開田高原のあちこちにコブシの花が咲いていた。九増峠を過ぎて山麓に下りた西野で御嶽山の眺めが良く、多くの人がスケッチする場所にあったコブシの木は今はもうない。今では、開田高原のコブシの木は少なくなったような気がする。 |
開田高原・御嶽山 |
A木曽福島から高山へつづくR361で新地蔵トンネルを抜けると、白樺林が広がる素晴らしい景色に出会う。高原に来た気分を与えてくれる。白樺は高原に似合う、白樺の道を過ぎると御嶽山が見えてくる。この辺りを開田村末川という。 末川には初夏から初秋に水色の小花をいっぱいに咲かせるワスレナグサ群生地があった。今は水生植物園で楽しませてくれる。さらに先に進むと、郷土館や野外音楽堂があるふるさと広場や木曽馬の里がある。その手前を左に進むと地蔵峠に行く。新地蔵トンネルができる前はこの峠を越えて開田高原に来た。峠からの眺めは素晴らしい。 郷土館の前を左折し、しばらく進み木曽馬の里に着くと、おみやげお食事センターがあり、ここからの眺めが素晴らしい。コナラの一本木があり、その向うに雄大にそびえる御嶽山が見える。ここは御嶽山絶景ポイントのひとつである。写真を撮る人、スケッチをする人で賑わっていました。さらに進むと木曽馬の里・木曽馬乗馬センターがある。ここでは数少なくなった木曽馬を、大切に守り育てている。木曽馬たちとふれあい、また、引き馬による乗馬体験もできる。 B木曽馬の里を後にして、R361を西野に向かって進む。池の沢を過ぎてしばらく曲がりくねった道を進むと、九蔵峠に着く。ここから見る御嶽山の眺望は最も美しい。雄大にそびえる御嶽山。ゆったりと広がる裾野。絶好のポイントである。 九蔵峠を下りると西野の集落である。山麓に出ると、野原や集落の家々を前景に御嶽山を眺める風景は絵になる。①春や秋の休日になると、この辺りの山裾はスケッチをする人が沢山来る。 土橋から左に折れて、さらに奥へ、途中R361からわかれて、御嶽山の裾野に向かって進むと、山焼きの火が尾張藩の留山へ延焼した倉本巣山の家事で、疑いをかけられた村人を救うため、一身に罪を被り打ち首の刑に処せられた平次郎を忍んで建てられたといわれている平次郎地蔵、木曽馬トレッキングセンター、尾ノ島の滝、木材を運んでいた森林鉄道のトロッコの古い橋、御岳明神温泉やまゆり荘などがある。 冷川渓流では釣りはもちろん楽しめますが、渓流風景も楽しめる。自然探勝園では美味しい「そば」を楽しみながら風景も堪能できます。自然の渓流をそのまま生かした釣り堀りもあります。 土橋を右折して、しばらく進むと左側に山下家住宅がある。江戸中期より大正初期にわたり大馬主で、木曽地方の豪家だった。残された居宅が県宝に指定され保存されている。山下家の隣には考古博物館があり、旧石器時代から縄文時代の旧開田村の歴史遺産を展示している。 |
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