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参宮快速、ってご存じ?
姫路から鳥羽への俊足列車、通称「参宮快速」。
この列車、歴史もあり、しかもかつて昭和10年代には、貴重な食堂車つき列車でもありました。
普通列車ばかりの今の草津線では想像もつきませんが、全国に誇れるエリート列車だったのですね。
1961(昭和36)年10月時刻表での参宮快速の時刻です。
(全停車駅掲載)
2442 2441
姫路 発 625 鳥羽 発 1528
加古川発 642 二見浦発 1540
明石 発 703 伊勢市着 1547
兵庫 発 728 発 1548
神戸 着 732 多気 発 1603
発 733 松阪 発 1613
三ノ宮 発 738 津 発 1632
大阪 着 809 亀山 着 1649
発 812 発 1658
京都 着 845 柘植 着 1733
発 852 発 1733
大津 発 903 貴生川発 1750
草津 発 923 草津 発 1814
貴生川発 947 大津 発 1827
柘植 着 1004 京都 着 1837
発 1007 発 1846
亀山 着 1035 大阪 着 1919
発 1040 発 1922
津 発 1058 三ノ宮 発 1949
松阪 発 1118 神戸 着 1952
多気 発 1127 発 1953
伊勢市着 1147 兵庫 発 1957
発 1149 明石 発 2019
二見浦発 1157 加古川発 2037
鳥羽 着 1206 姫路 着 2053
1等車連結のエリート列車だったわけで...
草津−鳥羽間は今の普通列車とほぼ同じ所要時間ですね。
SLがいまの電車や高出力気動車と同レベルでがんばっていたと言うべきか、
昔の快速列車と同じ所要時間で各駅停車が走れると言うべきか。
その後、急行志摩となって国鉄末期になくなってしまいましたが、
この列車対抗で近鉄18200型が登場した、ということでしょうか。
しかし、かつてのお伊勢参りの観光客数ってすごかったのでしょうね。
おまけ
当時の草津線上り草津駅発
559 752気 柘植702
615 742客 鳥羽1014 (寺庄油日通過)
653 754気 貴生川742
837 756気 柘植938
923 2441快速客 鳥羽1206 (姫路625発・草津線内は貴生川・柘植のみ停車)
1042 722客 柘植1142 (寺庄油日通過)
1220 758気 柘植1318
1325 710準急気 鳥羽1550紀伊勝浦1823 (京都発1255 準急鳥羽・勝浦 次は亀山)
1343 760気 柘植1450
1426 744客 鳥羽1014 (寺庄油日通過)
1627 762気 柘植1728
1719 724客 柘植1815 (京都発1642 寺庄油日通過)
1837 726客 亀山2033
1950 764気 柘植2047
2142 728客 柘植2236 (寺庄油日通過)
2244 766客 柘植2341
まぁ、今のような30分間膈のきれいなものに較べると本数は少ない、間隔はバラバラ、終電早い、となりますが、
当時のローカル線の基準ではまぁ便利なように思えます。
鳥羽行きが4本もあり、単純なローカル線でなく、伊勢志摩熊野への玄関口であった、よき時代ですね。
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