このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
IC用客車 ICR
1980年から製造のIC用客車。通常の青バージョンの他、ブリュッセルへの国際列車用のマルーンバージョンもある。
最高時速、160km。ブリュッセルへのマルーン仕様は当初からプッシュプル、国内向けも最近プッシュプルに改造されている。
主な使用列車
・アムステルダム-ロッテルダム-アントワープ-ブリュッセル(主に8連、SNCB1180牽引)
・ハーレム-アムステルダム-ユトレヒト-アインドホーフェン-ハーレン/マーストリヒト(主に12連、1700/1800牽引)
製造:1980-1988
アムステルダム中央駅にて。長い12両のハーレム行きです。
ハーレム駅停車中。冷房化後のスタイルで、窓が固定に、かつガラス色が少し濃くなりました。
この車は二等車。他に一等車、一等二等後合造、二等荷物合造、二等の運転台つきのものがいます。
冷房化に合わせ、プッシュプルの制御線引き通しを装備しました。車は20-77 136です。
下の車内写真を撮った30-70 065です。Beneluxマルーンのまま、マーストリヒト系統に使われています。
プッシュプルの片方、運転台つきの車です。この車は冷房化に合わせて運転台つきに改造されたものですが、
ブリュッセル行きのBenelux車(当初からプッシュプル)と同形態です。50 84 82-77 009-8 フェンロにて。
改装後の一等車です。集団見合い式が最近のNSの主流。
冷房化されて、窓が固定になりました。
この車は全室一等で、連結面よりにコンパートメントを2部屋持っています。通路が曲がっているのがわかりますか?
10-77 304 ハーレムにて
同じく改装後の二等車。普通車といえば日本での通りがいいかな。20-77 131
上の車内を反対側から見てみます。仕切壁は喫煙席時代の名残ですが、そのまま残されました。
座席の色の使い方がなんとなく昔のDBのICに似ていませんか?
こちらはオリジナルの二等客室。座席背にはテーブルがあって、後ろに座っている人が使えるのですが、
しまうときには背に落とす形になるので、結構うるさいです。
もともと冷房はありませんでしたので、窓は上段部分がスライドで開くようになっています。
30-70 065、以前はBenelux運用でしたが、編成短縮で国内運用に回ってきました。
上と同じく30-70 065です。オリジナルの一等客室。
この車は一等二等合造で、一等部分が喫煙禁煙に細かく区分されています。
今はもちろん全車禁煙なので、区分の意味はありませんが、仕切はそのまま残されています。
一等は1-2列配置なので、通路が車体中心からずれています。後ろの二等席との違いがわかりますでしょうか?
一等二等
扉はプラグドアの両開き。900mmと1300mm幅が車体端にそれぞれ一カ所ずつ。ドアの取っ手を持つと、自動で開きます。
逆に取っ手を持たない限り、駅に停車しても自動では開きません。
アムステルダム中央駅でのブリュッセル行き。機関車はSNCBの1180で、後ろに続くのはNSのICR。プッシュプルです。
車体の塗装は機関車、客車とも同じです。SNCBがマルーンを使っているので、オランダの黄色との組み合わせですね。
昔はこの列車自体がNSのIC網の中に組み入れられていましたが、今はちょっと格が上がって国際列車の仲間。
ライデンは通過になってしまい、アムステルダム−スキポールの利用はできなくなり、少し編成も短くなりました。
この運用に入るICRはBenelux車と呼ばれています。塗装の他、当初からプッシュプルの制御線引き通しを持っています。
アムステルダム=ブリュッセル間のICR車の新色。HSL(高速新線)の開業に合わせた改造です。
50 84 20-70 584-2 ベルギー・メッヘレン駅にて。
アインドホーフェン駅にて。おねえさんの車掌さんと。
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