このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
DD-AR 続・二階建て通勤列車
二階建てのDDMの増備車です。車体形状はほぼ同じですが、短編成化、固定編成化され、
PlanVなどの電車と同じように通勤列車として使われています。原則ICには使用されず、車内の作りは簡素です。
アムステルダムを中心とする区間の通勤列車として活躍中です。
といいながら、Amsterdam−DordrechtのICにも使われいるようです。
オランダで最も変わり者の電車(いや機関車?)、DD-ARの動力車7800です。
2軸ボギーの3台車、いわゆるB-B-BのEF型ですが、下は機器室、上は客室の二層構造です。
400kwモータ装備ですので、出力2400kwとなります。EF65あたりと出力あまり変わりませんね。
こちらは機関車(?)でないほう、客車の先頭側になります。プッシュプルで、機関車の位置に関係なく、前後どちら方向へも運転可能。
客車列車というよりMc-T-T-Tcという方が正確かな?現在6両で運転されているDDMの運転台つき車も同形態です。
電車に近い運用法なので、電気連結器つき。同じ制御客車でもDDMやICRには電気連結器はありません。
暗くてちょっとぼけていますが、客車用くさりの下に電車?用電気連結器。
ただし、NSでは異系列どうしの連結はないようなので、この連結器が他の電車と共通なのかどうかは不明です。
同じAA-DRの仲間でも、4両編成になると、機関車1700が牽いています。こちらはB-BのEDタイプの正統派機関車。
EDとはいっても、モータは各台車1つで、なんと2270kw(モータ一個でEF58より強い!)もあり、機関車1両で4540kwとEF66より強力。
DD-ARの編成中間車。全長は26.40mと西欧の標準長さ。車体が長い分、日本の二階建てより堂々と見えます。
これはモノクラスで、upper64+lower64+floor12の定員140。もちろん着席ですよ。
ドアが1900mmと大きく、プラグドアなので、ドア開け用押しボタンがドアからずいぶん離れたところにあります。
白い窓(トイレです)の下に見える丸いものが押しボタンです。ちなみに駅に列車が着いても、ボタンを押さないとドアは開きません。
同じ中間車ですが、こちらはロハ合造です。といっても、この系列のロ室はハ室と同じ2-2列配置で、
あまりロ室の権威がありません。窓の下の点線がロ室の目印。
動力車7800の中間台車。車両中央の台車上に客室がある、という光景はやっぱり不思議ですよね。
台車をアップでとってみました。車輪にフランジがないように見えるのは先入観かな?実際にはよくわかりません。
車軸にコードがついているのは回転計かな?空転検知でもしているのでしょうか?
ちなみにこの機関車(?)はVVVFインバータ制御ですが、音階は出ません。
機関車先頭のDD-AR。かわいいというか、おおげさというか、なんとも表現しにくい列車です。
なにせ馬力のある機関車ですから、加速度は電車と変わらないようです。
少なくともダイヤ上は電車とDD-ARは区別がつきません。
で、DD-ARが2編成連結で来ると、時としてこのように編成中間に機関車がいます。
目の前が機関車では乗車できませんから、民族大移動が始まります。
1700機関車が連結の状態になると、電圧降下の問題が起きるので、出力を半分に落とすのだそうです。
通勤用で、ICには入りませんから車内は簡素です。これは二等車。
といいながら、アムステルダム−ドートレヒトのICには最近DD-ARが入るようです。
ドックノーズばっかりのフォーアウト停車列車ですが、朝夕ラッシュにはDD-ARも入ってきます。
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