このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
イタリアの振り子特急、ペンドリーノ
CIS、ペンドリーノ470型によるドイツ−イタリア間の特急列車です。車両はチザルピーノ社(スイス)の保有です。
一等車車内。固定のボックスタイプです。天井がすぼまってちょっと狭い印象を受けますが、椅子まわりはなかなか広くて
快適です。
Horb駅にて。山あいの静かな駅でしが、Stuttgart近郊電車の範囲です。
ホームの番線表示は民営化後の青地表示ですが、ぱたぱたは以前のものそのままです。
この路線、最近近郊路線化が進んだようで、Singen駅には「425電車が来る!」などと案内ポスターもありました。
ちなみにドアは欧州全体にみられる半自動。乗客が自分でボタンを押さないと開きませんし、時間がたつと閉まります。
わだらんがボタンを押して開けたドアから見た列車とホーム、隣のドアは乗客なく閉まったままです。
列車に乗ったら食堂車。DBの簡素な食堂車と違って、イタリアならではの華やいだ雰囲気です。
赤ワインを一杯いかが?
ぼけた写真で申し訳ない。食堂車中央より少し後方よりの厨房とカウンター。簡単な飲み物はここでグラスをもらって、
この後ろ側で立ち飲みすることもできます。奥の厨房で、コックさんが盛りつけ中。小さな厨房ですから、
基本的には電子レンジ利用と思われますが、それでも大皿に乗ってくる料理はやはり美しくおいしそうに見えます。
30席の小さな食堂車。日本では40席で採算合わず食堂車はどんどん撤退していってしまいましたが、
基本的に駅弁のない欧州では食堂車はやはり大事です。
しかし、みんな完全に腰を落ち着けてしまって、とても客の回転がいいとは思えません。
ここで食べた料理については「
食堂車2
」に載せています。
Singen駅に着きました。CISとはここでお別れ。記念にチザルピーノのロゴを。
洒落たイタリア車体に無骨なドイツ車掌。
ホーム中央で客の乗り降りを見て、他の扉を閉めて、緑丸板を大きく掲げて、そして自分の位置の扉を閉めて出発していきます。
列車の停車位置確認にこだわって、編成最後尾からしかドア扱いをしない某国とどちらが乗客をよく見ているでしょうか。
列車待ち合わせ中、ちょうど反対向きのCIS列車(CIS156)が入ってきました。側面逆光ですが、全体の感じを。
スマートでシンプルなイメージですよね。
2両目中間車。窓は決して大きなものでなく、見晴らしが全体にいいとはいえません。
ただ、車内が白系統なので明るい感じは保てます。
屋根上には高圧引き通し線がつながっています。
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