このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ドナウの源流、黒い森
昨日中流域にいたドナウ川、今日はその源流域を見にいきます。
Singen駅。ライン川の最上流にあたる部分ですが、それでも標高428m。
山の上にお城が。きっと城から俯瞰するといい写真が撮れるのだろうな。
カールスルーエに向かって列車は進みます。さっき、CISでシュトゥットガルトからやってきた線路と別れて、
山へ登っていきます。
トンネルで山を越えて、さっきのライン上流域からドナウ上流域へ。
しかし日本の川の上流域のような深い谷はまったくないですね。
これが、ドナウ川?念のため、検札に来た車掌に聞いてみるとやはりそのようで。鳥が気持ちよさそうに泳いでいます。
しかしほんとに山の中なのかな?
山が見えてきたので写真を。で、のどかに見えるこの風景、実はかなり線路が上っているのです。
何度か橋を渡って線路の南側にドナウ川が出てきました。この川幅なら棒飛び越しができそうです。
このあたりも鉄道整備が進んでいるようで、小さい新設駅がところどころ。
フライブルグの都市圏になるようですが、これが近郊電車の走るところ?日本の都市近郊の感覚でものを考えてはいけない。
Villingen駅。対向列車は13:01のIC列車「黒い森」号。都市間連絡と言うより、観光列車のようです。
同じくVillingen駅のホーム側。10分遅れで出発です。こんな山の上にまで貨車があるのですが、何を運んでいるのだろう?
川筋を追っていくとこれがドナウ川のようなのですが、ほんとかな?このあと川は線路と離れて南へ続いていました。
ザンクトゲオリゲン駅。標高806mでこの線区の最高点でした。谷がめっぽう広いので全く感じなかったのですが、
ジーゲンから約80km間に400mほど上がっています。といってもやはり平均5‰では急勾配とはいえないですね。
今度は一気に坂を下りていきます。フライブルグの地図で見付けたΩ型。とりあえず道路でΩを見つけたので一枚。
森が深く、見通しがききません。
奥の森の下の方に線路が一瞬見えたのですが、残念ながらΩ型の全景を見ることはできません。
Hausuch駅。もうライン中流域(支流)です。あっという間に谷を駆け下り、標高241m。
40kmで565m、平均14‰ほど。数字でみるとそんなにきつい坂でないのですが、何せ勾配が緩いところばかり旅行しているので、
こんな坂がまるで碓氷峠に見えてしまいます。
ホームで列車を見ながら午後のひととき、ビールを一杯なんてやってみたいなぁ。
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