自家用車もいっしょに、夜行列車

日本でも一時期「カートレイン」なる名前で運転されていた、列車による自家用車の搬送。欧州では一般的。
ドイツ語ではAutoreisezugeといいます。
ウイーン西駅。05年6月16日の撮影。

ホーム先端にある車運車との積み卸しに使われるスロープ。9/10ホーム、駅の北側に位置するホームですが、
決して場末ではなく、駅正面からも比較的近いところです。

デュッセルドルフからの夜行列車、EN429が到着し、客車部分をホームに残して車運車部分を一旦引き揚げ、
隣のホームに据え付けました。これから車を降ろします。

車両がホームに押し当てられて、渡り板が敷かれた状態。上部のスロープは左右のどっちのホームにも使えるよう移動式。
これから順番に車を出して、駅横の通路から外へ出ていきます。
車運車間にも渡り板があって、積載車は自走していきます。

客車から降りてきた乗客のうちの運転者が車運車の中に入って自分の車の出発準備。
二輪も結構いました。これからツーリングですね。

スロープがあるといっても、ホーム自体は至って普通。先端部以外は普通に列車が使います。
ちょうど隣にオリエントエクスプレスがやってて、今はそのレセプションデスクを片づけているところですが、
車運車のみのホームには見えないでしょ。

わだらんの欧州旅行記　メニューに戻る

わだらんの欧州旅行記　表紙に戻る

わだらんの鉄道自由研究　表紙に戻る