このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

デンマークの幅広電車 むかで足のSA型

デンマーク、コペンハーゲンの通勤電車、Sトーク。真っ赤な車体で膨らんだ顔はとっても目立ちます。
従来からの電車を駆逐して、いまやコペンハーゲンの顔です。
アルミ車体で、最高時速120km、1500VDC、製造初年1996年。

Holte駅にて。黒い顔の部分だけ見ていると、ごくありふれた欧州の電車の顔ですが、
その横ほっぺたが膨らんでいます。

先頭車は運転台部分のみ長い構造。ちなみに、正面には行先表示はなく、運転系統のみ。この電車はB系統です。

中間車体。車体一つにドア一つ、車軸1つ。全長83.78mなので、この中間車は10m弱の長さです。

車軸1つ。ボギーではありませんし、連接車でもありません。ホイールベース9.85m。
先頭車は前後に1軸づつあって、編成途中で折り返し、線対称の形で車軸が配置されています。

8連固定と4連固定があります。4連固定の4+4もたくさん。関西の新快速みたい。

1軸台車。日本の常識では、こんな車軸で大きな車体を支えかつ高速で走るというのは信じられない。

床面高さ1.1m。路面電車の延長線のようなもの、というか、欧州では路面電車と都市近郊電車の区別がはっきりしませんからね。

連結面。落書きはよくないですな。車体下部をダンパで支えています。

車椅子でも、ベビーカーでもどうぞ。都市の通勤電車でそのまま車椅子やベビーカーを持ち込めるのはある面うらやましい。

ドアが開いた状態。ホームからほぼ段差なく乗り降り可能。ドアに付いたボタンを押してドアを開けます。
押さない限り、停車中もドアは開きません。

時間がたつと、自動で扉が閉まります。プラグドアです。

SA型が並んで。なんとも不思議な電車です。

3-3の6人がけ。☆

ぼけていますが、車内の写真。幅広の貫通路で、車両間の移動も苦になりません。寒さ対策でしょうか、出入り口に
ガラスの扉があって、車体間には扉はありません。☆

☆は2005年6月10日、それ以外は2006年4月30日撮影です。

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