このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
カールスルーエの電車、DB線路を走る編
カールスルーエ方式と呼ばれ、日本でも有名な路面電車天国。
でも、それを支えているのは地域です。
Pforzheim(プフォルツハイムと読むのかな)へと向かうS5電車を待っていると、やってきたのは中間車体が大きな窓の展望電車。ちょっとびっくり。
しかも女の子ばかりがあふれていて、もっとびっくり。
前後の車体は普通の路面電車。部分低床式で、台車のある部分は椅子が高い位置に置かれています。
その分、車内を見回すにはいいポイント。
街のカフェの横を通ります。ここでは線路内公衆立ち入り、という言葉は存在しない、と思います。
市の中心商店街を抜けると、専用軌道になります。道路の中心に線路がひかれた形。柵なんてめんどくさいものはない!
電車の車庫がありました。大きな屋根つき。電車のおうち、ですね。
いつのまにか道路を離れ、DB線路の横に来ました。併走する形です。しばらくは複線、途中からは単線でDB線路に張り付きます。
単線区間では島式ホームの交換可能な電停が。電車も電停もかわいいなぁ。
しばらく単線で張り付いた路面電車の軌道は最後にDB線路に吸収されてしまい、いよいよ鉄道線へと入ります。
DBの昔ながらの駅舎。ドイツらしくていいですね。でも路面電車には似合わないな。
鉄道線の線路ですから、トンネルだって鉄橋だって。ICとのすれ違いも面白いですが、
そもそも普通の路面電車が我が物顔で鉄道線を走るのはやっぱり奇妙。
プフォルツハイムに着きました。窓の向こうにはこれまた地域鉄道の気動車が。地域に支えられる公共交通、
乗りやすければみんなが乗る、みんなの足です。こんなすてきなおねえさんとも相席できるかも。
プフォルツハイム中央駅の駅舎内。無骨なコンクリートの四角い駅舎で、内部はごく普通の鉄道駅。
DBの切符売り場も案内カウンターも、ふつうのDB駅。ただ違うのは隣の大きな街へ出かけるときに
鉄道の快速列車と、軌道の路面電車の選択ができるということ。便利です。
プフォルツハイム中央駅で、これからシュツッツガルトへ向かいます。写真にはありませんが、
路面電車を降りたのはちょうどこの向かいの2番線。まさに鉄道線に乗り入れた路面電車。
長崎の路面電車が浦上から長崎線に乗り入れて諫早まで来ている、と想像すればイメージが沸きますでしょうか。
カールスルーエ市街地の電車へ
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