このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
普通列車用車両SLT
SprinterLightTrain,略してSLT。
DB電車をベースにした連接車体の普通電車用車両。2009年営業運転開始の新しい車です。
4車体5台車(台車ベースで3M2T)と6車体7台車(4M3T)の二種類。
2015年6月17日撮影
フォーアウト(Voohout)で。ハーレム・ハーグ中央間の各駅停車系統に入っているSLTです。
以前はドックノーズPlanVまたはAA-DRで運転されていたものの置き換えです。
4両編成が69編成、6両編成が62編成ありますが、これは4両編成。5台車で全長70mなので、従来車の3両分です。
低床車ですから、台車も上下方向は小ぶりです。
車輪径が小さいので、車軸間は長いですね。ヨーダンパの台車側取り付けが複雑です。
車軸受けはウイングばねのようです。
250KWの大きなモータがついています。こんな小さな台車で最高140km/h。
一等は赤色シート。ただし、2-2列で、普通席と同じもの。
短時間利用が基本ですから、あまりシートの良しあしは関係ないですね。
空いているのが一番の利点。
二等は青色シート。固定のクロスシートです。
前向き、後ろ向き、向かい合わせとありますが、
編成全体で見るとほぼ集団離反式です。前向きにこだわると、乗車位置を選ばないといけません。
これは6両編成の車内。中間にも一等があるのが6両編成の特徴。
扉横には隙間風を防ぐガラス板がありますが、車両間には扉はありません。
窓が固定で大きいのがいいですね。
全体に床が低いので、台車部分は座席が高くなっています。
日本でも路面電車では珍しくなくなりましたが、どうもいまだに違和感が。
見えている扉の向こうは運転台。つまりこの部分は先頭台車で、動力付きです。
ホーム高さとほぼ同じ床高さ。
オランダの駅ホームは欧州他国と違い高床式ですが、今までのNS車はみな階段付き。
やはり車椅子やベビーカーには階段なしがいいですね。
モニターでは行き先表示や次駅表示、到着駅や乗り換え案内など、各種表示がでてきます。
普通電車で速度計が出てくるのは遊び心かな。
気温も乗車中の情報としてはあまり必要ではないかな、でも面白いなぁ。
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