このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

狼川

昔、東海道線には今ほど駅がありませんでした。

開通時は馬場−草津−八幡−能登川−彦根−米原−長岡しか
駅がなかったのです。
その後、野洲、河瀬、石山、守山、安土、稲枝、篠原と増えていきましたが、
草津から石山までは駅がありませんでした。
(というか、もちろん今ほど人家はありませんでしたから)

さて、その草津−石山のほぼ中間に狼川という川があります。
川自体はごく小さいのですが、天井川になっています。
川幅が小さいので、川を越える築堤を作るよりトンネルの方が安くついたのか
あるいは勾配を避けるためなのか、いずれにせよトンネルが掘られました。
小さい川ですから、トンネルを掘っても大したものにはなりませんからね。

で、東海道線開通時から狼川にトンネルがありました。
今でもその痕跡はあるのですが、現在は使われていません。

 

東海道線開通時

電化による新線(S31)

複々線化(S44) 南側に複線増設

と変遷してきました。

s49の航空写真にはまだ旧線の跡がはっきりと残っています。

複々線の線路の下に平らな線路敷跡がわかりますでしょうか?

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