このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ちょこっと強行軍
そうだ奈良行こう。
『美味かった。でも甘かった。』
1時間ほど列んだだろうか。その間にも行列は増えていき、振り返れば20人ほどの人。これは信用できるかも知れない。“たく”の「姉貴がさぁ、京都に来たら絶対ここに来るからさぁ。」という言葉を聞き、期待はますます膨らんでくる。甘味系苦手の私がこの有様だから、甘いの大好きの彼女の心中は推して知るべし。ニコニコとしている。

いよいよ順番が回ってきた。
手前が私の頼んだ“ヨーグルトパフェ”である。右奥は彼女の頼んだ“都路里パフェ”である。白熱球の影響を受けて赤みの強い画像だが、抹茶の緑色が鮮やかであった。

味もくどくなく美味しい。でも甘味系苦手の私は食後撃沈した・・・。
レジでパンフをもらったのだが、このお店は1860年創業の宇治茶専門店が経営しているらしい。甘味系だけでなく、“抹茶そば”などもメニューに載っている。お勧めのお店である。“たく”が「この店知らんやったらもぐりやって。」と言っていたが、本当なんですか?詳しい方いらっしゃいません?
『奈良へ・・・。』
近鉄電車に乗って奈良へ。

1時間ほど走っただろうか。西大寺駅で乗り換え、薬師寺に近い西の京駅で下車。時間は19時半。何となくサークルの先輩である岐阜の“
EAGLE兄ぃ”にいたずら電話を掛けることにした。呼びつけようと思ったが、明日が仕事のため無理とのこと。久しぶりに逢えると思ったのだが残念。

薬師寺、唐招提寺の脇を通り抜けるようにして“たく”の家へ向かう。それにしても道が暗い。街灯もない・・・。途中ファミリーマートで酒やお菓子を買ったのだが、焼酎がほとんどないのには参った。「神の河」の300ml瓶を仕方なく買い物カゴへ入れレジへ持っていく。

さすが奈良。九州とは違って空気が冷たい。「こっちが近道やけんさぁ。」と言うのでついていったら、田んぼの畦を通る羽目になった。昼間なら良いが夜は危ないだろうが!!こけたらどうすんの!?いろいろと言いたいことはあったが、無事家にたどり着いた感動で忘れてしまった。

その夜は晩飯に近所のラーメン屋に行き、で、後はだらだらとバカ話をして眠った。

明日は奈良公園である。
『奈良の春日のぉ〜・・・。』
8時頃起床。だらだらとしていたので9時頃出発である。奈良交通のバスに乗って近鉄奈良駅まで。車窓から街並みを見るが、何だか明るい。空が広いからかと気付くが、その理由を“たく”に聞いたが、埋蔵文化財の保護のため建物の高さに制限がかけられているとのことだった。

15分ほどで到着。ここから“
奈良公園”まで歩いて行くことにした。
奈良公園は、明治13年2月14日(土)大政官布達によって認可され、その後の民有地の買収による用地の拡大や、園内の桜や紅葉の積極的な植林により、大正13年に“名勝奈良公園”の指定を受けたという。現在、公園の総面積は660haあり、その中に興福寺、東大寺、春日大社などが点在し、国の天然記念物である春日大社の神鹿1200頭が群れをなしている。

とにかくまずは朝食に春日大社の万葉植物園の前にある“
荷(にない)茶屋”へ向かった。
さて、朝食の“万葉粥”である。1,050円とちょっと高めの値段だが、白味噌仕立て。あっさりとしてすいっと腹に入った。

他のお客さんも注文しているところを見ると人気メニューのようだ。

おなか一杯になりました。
『春日大社へ行こう。』
春日大社”へ向かう。

768年、時の称徳帝(藤原氏の血を引く)の勅命で創建され、以来藤原氏の氏神として有名。祭神は本殿向かって右手から第一殿:武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、第二殿:経津主命(フツヌシノミコト)、第三殿:天児屋根命(アメノコヤネノミコト)、第四殿:比売神(ヒメガミ)の四柱が祀られている。

“武甕槌命”といえば、日本神話における「国譲り」でまさに主役という活躍を示す軍神である。“大国主神”とのやりとり、相撲のルーツになったと言われる大国主神の息子“建御名方神”との力比べ・・・。

まあ、あまり神話には詳しくないので良くは知らないのだが、たくさんの灯籠が立ち並ぶ参道を歩いていても、そのピンと張り付いた空気にのまれそうになる。

途中、灯籠の間に鹿がいたので近寄ってみた。
なぜ奈良公園の鹿は神鹿として大切に保護されているのだろうか。

どうやら、春日大社の主神である武甕槌命が常陸の鹿島神宮から奈良に降臨した際、白い神鹿に乗っていたという伝説に由来するようだ。その伝説に寄れば、奈良の鹿はその神鹿の子孫であり、つまりは神様なのですね。

それにしても良く慣れているモノである。近づいても逃げるどころか逆に近づいてくる。餌となる物は何も持っていなかったが、握った手を近づけるとにおいを嗅ごうと鼻を近づけてくる。そうしたら手を開いて顔を触る。びっくりして鹿が離れる。また手を握って差し出す。鹿近づく・・・。この繰り返し。

思えばこの神鹿に対するいたずらがまずかったのかも知れない。まさか後になってあんな事になろうとは・・・。
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