このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

移動することにしたのはいいのだが、結局、基地南側の駐車場へ向かうにも渋滞に巻き込まれてしまって、飛行教導隊の機動飛行、そして一番楽しみにしていたF-1の対地攻撃すらも見ることができなかった(涙)。

南側門から入ったのだが、門からはかなり遠くに誘導。そうこうしてるうちに救難隊の展示飛行も始まるし・・・。
救難捜索機U-125Aと救難ヘリのUH-60Jがセットになって遭難者の捜索と救助を行う訓練展示が行われたが、以前は会場に向かってこのUH-60Jがお辞儀のパフォーマンスをしていた記憶があります。

今回の飛行展示でもU-125Aが無事遭難者を発見。無事UH-60Jによって救助されました。
この救難隊の飛行展示の前に301SQ所属のF-4EJ改による対地攻撃の展示があったのだが、移動中で見ることができなかった。

意気消沈した私であったが、気を取り直し、同飛行隊の機動展示に臨む。

轟音とともにぐぐぐいっと、大出力のエンジンが重い機体を持ち上げるように離陸していく。
ファントムの醍醐味はこの「迫力」に尽きるのであるが、地の底から突き上げられるような大音響に南側駐車場のあちこちから歓声と悲鳴が上がった。大学の先輩夫婦が生後6ヶ月の子供を連れて来場されていたが、子供は絶対に泣いたであろう。今年はけろりとしているが、うちの長男だって昨年は突然の轟音に大泣きをしたのだ。

AFの追随に苦労しながら何とか旋回中のファントムを捉え(top画像です)、ランディングしてドラッグシュートを展開したところを「ぱちり」とやる。
続いて23SQF-15DJによる機動飛行。残念ながら飛行中の姿を撮影することができなかった。カメラを構えていた場所にもよるのだろうが、何より私の腕が悪いのが痛い・・・。

それにしても、鉄道写真には300mmのレンズがあればたいてい事足りるのだが、飛行機はちょっときついな。400mmクラスのレンズも欲しいじゃないか。
【飛行展示編】
そして、C-1輸送機からの習志野の空挺団によるパラシュート降下。

いつも思うのだが、空に咲くパラシュートがひらりひらりと降りてくる様子っていいものですね。降下中の隊員としてはそのようなところじゃないでしょうが、そばで見ている人間としてはのんびりとした気持ちになります。
【Blue Impulse&帰投機編】
それにしても、航空祭ってどうして時間がたつのが早いのだろうか。気がつけばクライマックスのブルーインパルスの演技飛行。

4番機までの
T-4が編隊を組んだまま離陸、その後5番機が後を追いかけて滑走していく。5番機は離陸後そのまま超低空で目の前を通り過ぎ、一気に空へと舞い上がって行った。

展示飛行の演目の詳細は詳しくない私だが、これだけで圧倒されてしまう。

昨年 はこの5番機の流し撮りをばっちり決めたのだが、今年はファインダーから尾翼がはみ出してしまった。
上向きに開く花や星、そして8の字など・・・、6機のT-4が会場の空に白煙の絵を描いていく。上空を通過するたびに、私の立っている南側駐車場のあちこちでカメラのモータードライブが唸っていた。私もその類に入るのだが、もうちっと素直に航空際を楽しめよ!と思ってしまう。来年の教訓にします。

そういて白いT-4が次々とランディングし、約30分間の飛行展示が終了する。お疲れ様でした・・・。




・・・だが、これで終わらないのが新田原の航空祭である(ん?そういえば昨年も同じことを書いたな)。それぞれの所属基地へ帰投する地上展示機の姿を撮影するのがひとつのお楽しみなの(爆)。

というわけで、大学のときの友人と合流し、それら機体がタキシング〜離陸する姿を狙うべく(だらだらと談笑しながら)待ったのです。久しぶりの再会っていいもんですね。うちの長男や大学の先輩夫婦の所の赤ちゃんはおもちゃにされていい迷惑だったろうけど。
C-1が離陸した後、2機編隊であっさり空の向こうへ消えていったF/A-18D

いつもの派手なパフォーマンスを期待していただけにちょっと拍子抜けでございました。
T-2に続いて滑走路へと向かう築城基地所属のF-1

前述の通り、機首と増槽、垂直尾翼に青系の特別塗装が施されている。

このF-1は昭和52年から約30年にわたって日本の対地、対艦の防衛の要を勤めてきました。お疲れ様でした。
そして、世界トップレベルの対艦戦闘能力を付与され、F-1の任務を引き継ぐF-2支援戦闘機。

このF-2の後にT-2、F-1が続き、同じ基地の僚機が仲良く離陸していきました。

笑えることに、F-2のテイクオフを撮影中している最中にカメラの電池が切れてしまい、なんとも撮影できたのはファーストショットのこのコマだけ。
そしてU-4が離陸していったところで会場内には“蛍の光”が流れ出した。管制塔前にはまだT-1BやE-2C、RF-4Eといった機体が残っていたが、どうやら居残りとなったようである。それにしても、昨年は一度離陸した機体が大きく旋回して滑走路上をローパスしていっただけに、バンクを振って飛び去っていく機体も少ない今年はやっぱり物足りない。

知人と別れ、渋滞を抜けつつ家に帰り着いたのは6時半を回っていた。さすがに疲れていたのだろう。その日の晩はすぐに眠りに着いた。


・・・それにしても、来年はどうしたもんだろうか。まぁ、そのうち詳細がわかるだろうからのんびりと来年の航空祭を待つことにします。
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