このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

飛行教導隊のF-15DJが展示飛行のため離陸していく。

大柄な機体がベーパーを発生させながら旋回や急上昇を繰り返し、上空を通過していくたびに歓声が上がった。

新田原基地の航空祭の醍醐味はこの迫力にある。

他の飛行場の航空祭には行ったことがない私であるが、別のサイトをいくつか拝見した時に『飛行機との距離があり得ないくらいに近い』というフレーズをよく見かける。ランディングしたあと、手に届くような所をタキシングしていくので近すぎると言えば近すぎる(爆)。

今年の入場者数は8万人ということであったが、納得の数字ではなかろうか。
301SQのF-4EJ改による機動飛行の展示。この離陸ののち、左右へブレイクしていく。

強力な2機のエンジンがその推進力でもって重い機体を押し上げていくのだが、その様子がなんとも戦闘機らしく、F-4EJ改が好きな人間としてはたまらなく良いのです。
こちらは23SQのF-15DJ。パイロット育成部隊だからと行って侮る無かれ。

この他、築城基地からの飛来したF-2B、同基地所属の救難隊の展示等があったのだが、昼飯の調達やらトイレやらで見ることすらできんやった。
さて、昼飯ですが、今年こそは入船のうなぎ弁当を購入したかったのです。・・・だが、テントがどこにも見あたらない。

焼き鳥ば買って、フライドポテトば買って・・・。そうしているうちに本格的に昼飯の時間となり、500円の鳥飯弁当とどこにもイカやエビが見あたらない“海鮮焼きそば”を購入。

あちこちで煙を上げている地鶏炭火焼きやこのチキン南蛮串も美味そうであった。
入間基地所属のC-1輸送機と習志野の空挺団による降下展示が午後の一発目でございます。

ここで、私のデジカメのリチウム電池が電池切れ。昨晩充電をしていたはずなので、考えられるのは寿命しかないが、何もこんな時に・・・と思う。

遠路はるばる大分から来られていた大学時代の先輩に電池を借りました。ありがとうございます。
というわけでして、先輩のご協力もございまして引き続き撮影をすることができたのであるが、「いかんなぁ・・・。電池を買い換えなきゃいけないな・・・。」と反省しながらの撮影となった。

航空祭のフィナーレを飾るブルーインパルスの飛行が始まったのだが、これまで雲一つ無かった空に雲が流れてきた。最初は縦方向の“1区分”の演目となっていたようだが、天候を受けて途中から横方向の演目に変わったようである。

「会場の右手から・・・。」

というアナウンスのすぐあと、編隊飛行を組んだ白いF-4が基地上空へと入って来る。ジェットの音が近づくにつれ、歓声とにカメラのシャッター音が大きくなっていった。

いやぁ・・・、格好いいよ。すごいよ。すごすぎて、こんな感想しか出てこないのである。
編隊飛行から1機ずつランディングしてきた6機を観客は拍手で迎え、パイロットもそれに手を振って笑顔で応える。

この演技飛行をもって今年の航空祭は終了だ。


『帰投機編』

家族連れやカップルが駐車した車の所へ戻ってくる。だが、例年のごとく航空祭の余韻を楽しみたい人たちは、各所属部隊へと帰投する機体を滑走路際で待ちかまえる。・・・私も当然その中にいるわけですが、やっぱり駐車場の抽選効果が効いていたのか、昨年よりも人は少なめかなぁ・・・。
『飛行展示編』
『Blue Impulse編』
YS-11が通り過ぎていく。

日本のエアラインからはこの9月30日に引退したばかりであるが、航空法の改正による空中衝突防止装置(TCAS)の設置が義務づけられていない自衛隊所属機として、もうしばしの活躍を見られそうである。
海自のP-3C。思わず手が届いてしまうかと思ったよ。

12月3日の内に帰投したのは上記2機の他、C-1、F-2B、U-125、U-4等々、海兵隊のホーネットは何かトラブルでもあったのかこの日はお泊まりであった様子。

ハリアー1機が飛び去っていったのだが、滑走距離の異常なまでの短さに驚愕する。離陸の際の派手なパフォーマンスは無かったが、これだけでも十分にこの機体の運動性能をうかがい知ることができた。

空自の美保基地所属のT-400がトリを務める。場内には蛍の光が流れ、基地所属の隊員が会場の片づけを始めようとしていた。

今年の航空祭の総括としては南側駐車場閉鎖に伴い、写真を撮る人間としては魅力が減ったと思う。だが、各所属部隊による展示飛行は変わらずど派手であって、純粋に飛行機が好きな人にとってはたまらないイベントであることは間違いない。

それにしても、来年は駐車券が当たるであろうか。・・・来年のことを今から考えても仕方がないのだが、有料のシャトルバスの代金を思うとちょこっと痛い。
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