このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2009年 新田原基地航空祭 (ただし、リハーサル)
はい。

もう何と申しますか、10年くらい毎年毎年・・・通い続けている新田原基地航空祭です。私にとってはクリスマスよりも正月よりも、はたまた家族の誕生日よりも(あ、これは言い過ぎw)大事な年中行事なのですよ。「これがために1年間頑張ってきたんだ・・・。」と感慨にふける行事というのは誰彼にあるかと思いますが、私にとっては基地航空祭は年に数あるイベント事の中でそのような最重要な地位を占めるのですよね。

今年は12月6日(日)に開催されたのですが、その入場者たるや7万人。うへぇ・・・といった感じだったと思われます。直前に続発したF-15DJ絡みのトラブルの影響でいくつかの飛行展示がキャンセルになる・・・という状況だったわけですが、天候にも恵まれましたしね。さぞや皆様、楽しまれたかと思います。きっと、Blue Impulseの飛行展示の頃なんかはその盛り上がりもクライマックスに達したか・・・と。

まあ、何でこんなに人ごとかと申しますと、実は今年は行けませんでした。別に予定が入っていたわけではなく、キチンと駐車券の応募もしたのですよ。ですが、ダメでした。見事に外れました。今年から基地側が設けた先着順というルールに見事に敗北した形です。

何故にこのような事態に・・・な感じであるのですが、基地の 公式サイト によりますれば、例年、この航空祭の駐車券をゲットするために一人で100枚以上の応募をする猛者もいらっしゃるようでして、あまりにも不公平だろう・・・という判断があったようなのですね。その対策が往復葉書とネットから・・・という先着順。当方、葉書にて挑戦したのですが、見事にダメでした(聞けば、受付開始初日で枠が埋まったとか・・・)。

ハズレ葉書が到着しまして途方に暮れたのは言うまでもないのですが、これで終わらないところが地元民の強みだったりします。というのも、基地航空祭を前に所属する各航空隊は念入りなリハーサルを行うのですね。特に本番前日は見物・・・という話を以前より聞いておりました。

ならば、これに行くしかない!!と家族で児湯郡新富町の空を見上げに行ったのですよ。
現地には9時前に入ったのであるが、皆様。考えることは一緒か・・・。撮影に向く滑走路際はだいたい車で埋まっており、かつ、同基地では仮滑走路の拡張工事で関係車両がひっきりなしに出入りしておりましてね。車を駐めるのに苦労しましたよ。

結局、一番西側にある旧軍時代の掩体壕に車を駐めた。ここなら結構広いし、カメラをぶん回しても怒られることもないでしょう。

しばらく待っていたのであるが、基地の方に動きが無い。車両は動き回っていたが、エンジンに火が入ったような感じではなかったし、周囲の同好の士ものんびりしている。やはり航空祭直前、千歳、築城、小松の各基地で発生したトラブルの影響というのは大きいのだろう。

暇をもてあましていると、隣にいる方が「10:00からブルーだけのリハになるようですよ。」と教えてくださった。多謝!です。
基地に到着した頃は十分に青空が広がっていたのであるが、誰だ?雨男はw。リハ直前になって陰ってきたではないか。

文句を言っている間に青白のT-4がタキシングを始め、滑走路端で白いスモークを吐いているのが見えた。いよいよTake off!!

この後はとにかく撮影した画像をご覧いただこうか。
実はこの日。子供の新型インフルエンザのワクチン接種の予定を入れていたので全ての演目を見ることはできなかった。

帰路、一ツ瀬川の河川敷でキャンパスに絵を描くように白い航跡を残すT-4を眺める人の姿を見る。

航空祭本番の楽しみといえば、所属する飛行隊の機動飛行や救難飛行といった展示飛行の他、空挺団のパラシュート降下、Blue Impulseの曲芸飛行と目玉はたくさんある。私はコレに加えて、出店で何を扱っているか、地上展示機の帰投シーンの撮影・・・と楽しみを挙げてしまうのであるが、こういう風なのんびり・・・な光景を見ましてね。なんか「いいなぁ・・・。」と思ったのです。

プログラムや人混み・・・と何かに追われる感覚というのが無いので、家族にも上々やったですわ。

というわけで、来年の駐車券確保の作戦・・・というのを練らないといけんのですが、はずれたらはずれたで、こういう風な接し方というのも良いかもしれないですね。
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(09.12.30)

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