このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

鳥栖駅で見た
715系電車
715系は長崎本線の普通列車の電車化を機に、山陽筋の特急電車の撤退により余剰になった寝台電車581系を改造して生まれた系列である。改造当初から知っている系列だが、主に長崎本線で活躍していたこともあって、南福岡電車区でクリーム色の車体がヒルネしている姿しか見たことがなかい。それは昭和59年の夏のこと。

線路脇の犬走りでカメラを持って列車を待つようになってからは、福間までの運行もあったため鹿児島本線を昇っていく4両編成を見ることができた。登場当初はクリーム色に緑の帯を巻いていたのだが、国鉄が民営化されてからは、他の一般型車輌と同じくアイボリーにブルーの帯の姿になっていた。

末期には鹿児島本線八代まで足をのばし、銀水−八代間を往復していたこともある。その頃、熊本からの上り電車に乗ったのだが、寝台設備は使う事が出来ないながらも、車内はかつての用途を色濃く残していた。

高性能の新系列電車が増備されるにつれ、長崎本線・佐世保線へと追いやられていく。そのまま98年3月に全車廃車されてしまった。

廃止も迫った春の日。鳥栖駅で憩う715系電車を記録の意味を込めてフィルムにおさめた(下り側の先頭車クハ714だけはどうしても撮影することが出来なかった)。床下の機器は影でつぶれてしまったのは残念だ。
クハ715−9

(元クハネ581−3)
モハ714−7

(元モハネ580−5)
モハ715−9

(元モハネ581−9)
クハ715−106

(元サハネ581−27)
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(04.12.28)

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