このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

初めて湯布院を訪れたのは高校2年の頃。その時はわずか20分ほどの滞在だったが、駅の真っ正面に見える由布岳の美しい山容が印象的だった。

再び訪れたのは大学2年の夏休み、4年ぶり。福岡にある実家へ帰るときに寄り道をしたのだ。この時は次の列車待ちの間の2時間、金鱗湖の付近をカメラ片手に散策した。

金鱗湖への道を歩きながら感じたのは、「湯布院」という街が非常に独特な空気を持っているということだ。観光地としての「湯布院」と、地元の人の生活空間である「大分県湯布院町」の境界がはっきりしない。

湯布院の顔とも言える「金鱗湖」の付近であっても、どこそこに山里の暮らしを感じることができた。一歩路地裏に入り込もうものならばそれはいっそう濃いものとなり、自分を包んでいるゆったりとした時間の流れが見えてくる。

もう数え切れないくらい湯布院を訪れた。でも行くたびに新しい発見がある。そしてもっともっと行きたくなる。それの繰り返し…。

湯布院はこれからどう変わっていくのだろうか。可能な限りその変化の中に身を置きたい。今はそう考えている。

「Yufuin Impressions」
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2002.11.30

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