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新廃線紀行

嵐山光三郎先生の著書内に、案内人と写真協力で登場

平成廃線に紀行が登場

鉄道廃線旅行の第一人者宮脇俊三先生没後にも鉄道の廃止が続いている。
宮脇俊三氏が辿った廃線跡は取材時よりさらに風化が進んでいる。
そこで、平成の時代に廃線になった路線を中心に全国26路線跡を嵐山光三郎先生が供養の旅をした。
それがこの『新廃線紀行』だ。

『小説宝石』(光文社)の2008年1月号〜2009年10月号にて連載、その連載がついに加筆修正されて単行本化。写真も増量。

本の詳細はこちら→ 光文社

2009年12月25日発行
1,575円(税込)

「鉄道は廃線の枕歌なのです」

廃線探訪へは、雑誌編集部、学芸編集部の方との3人、又は案内人を含む4人での道中記。
タクシー、徒歩など、色々な手段で廃線跡探検。ある回から自転車を気に入り、折り畳み自転車が増える。
必ず、旅先での食事(料理)の話が入ります。
写真・イラスト550点。各回に先生直筆イラスト。
詳細は版元の説明か、 アマゾン などでの説明を参考にしてください。

日曜日

先生は「笑っていいとも増刊号編C長 嵐山光三郎でR」 '80年前後、得意な文体と、TVでの活躍が記憶に残る。
廃線跡とは意外と思いきや、鉄道、温泉、料理、釣りなど、旅行記を何冊も書いていたのでした。

案内人として登場

P.122 『国鉄下河原線 ジャリ鉄は化けて出るのだ』 にてユウキが案内します。

ちなみに、谷保天満宮の山口瞳さんの碑お参りの後、ラーメン店で山口瞳さんの小説のモデルとなった人が居たのは事実です。なんという偶然。
本文には出てこないが、谷保天満宮の前に「西府駅」工事と、「熊野神社古墳」の復元工事も見ている。
かなり走りましたよ。サイクリングロードじゃないのでストップアンドゴーも多い。先生タフですねえ。

作家の先生と同行する機会なんて滅多にないことで、楽しかったです。

写真協力

くりはら田園鉄道、筑波鉄道、鹿島鉄道、西鉄宮地岳線で写真協力しています。

ちなみに、筑波鉄道は1987年3月廃止直前、西鉄香椎駅は高架化4日前の2006年5月撮影です。

編集さんは大変ですね

資料にした『日本鉄道旅行地図帳』に間違いがあって調べ直すことに。近年の事ならばWikiの方が正しい? もちろん正しい方を書いてます。

せっかくなので、日本鉄道旅行地図帳のプチ正誤表

・ 北海道ちほく高原鉄道:廃止(誤)2005年→(正)2006年
・ のと鉄道能登線:廃止(誤)2001年→(正)2005年

平成なんですなあ

ちなみに、宮脇俊三編 JTB 『鉄道廃線跡を歩く』全10巻 は、1995年から2003年に発行された。最終10巻は没後の発行。
『鉄道廃線跡を歩く』は廃線跡の現状をリポートした本だったわけだが、それから14年も経過し、各地で現状の変化が起きている。そして、新たな廃線も発生している。
掲載された26路線の内、10路線をユウキは現役時に乗車している。
それだけ近年も廃線が相次いだって事です。
戦時中の不要不急路線廃止、S30年代のモータリゼーション、国鉄分割民営化前後、そして今回の平成の廃線ラッシュ。

紀行 ノンフィクション(学芸)

ここ数年、マニアックなデータ集が分冊百科やムックで次々と出版されていますね。
『週刊 鉄道データファイル』DeAGOSTINI、『日本鉄道旅行地図帳』新潮社、
『週刊 鉄道絶景の旅』集英社、『【図説】日本の鉄道 東海道ライン 全線・全駅・全配線』講談社
『週刊朝日百科 歴史でめぐる鉄道全路線』、『世界の車窓から DVDブック』朝日新聞出版
『JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳』学習研究社、などなど。
10巻〜300巻のシリーズが次々と。

データも良いけど、紀行記も読まなきゃですよ! 

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