このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
③富内線・標津線・瀬棚線・胆振線 1986年7月〜8月
【富内線】 1986年11月廃止 日高本線の鵡川〔ムカワ〕から、日高山脈に分け入って日高町に至る82.5㎞の支線。 山脈を越えて十勝平野に至る計画がありましたが、その計画は石勝線に奪われてしまいました。
写真は長時間停車した富内駅 この駅の施設は国の登録有形文化財に指定され、現在でも保存されています。
札幌から苫小牧まで1時間、苫小牧から日高町まで3時間、そして2時間待ちで折り返し、、、 この日は札幌から日高町を往復して終わりました。 23年後の2009年、日高町を通りかかった際に駅跡を探してみましたが、 「国鉄富内線の跡」と刻まれた石碑があるだけで、この当時の面影は全く残っていませんでした。
【標津線】 1989年4月廃止 釧網本線の標茶〔シベチャ〕から、東進して根室標津に至る69.4㎞と、 その途中の中標津から、南進して根室本線の厚床〔アットコ〕に至る47.5㎞とから成る、T字型の路線。
根釧台地を、一直線に、大きなアップダウンを繰り返して走る標津線の姿は、 広大な北海道ならではの風景で、よく雑誌などに紹介されていました。 終点の根室標津の駅前は海岸で、国後島が見えていました。
【瀬棚線】 1987年3月廃止 函館本線の国縫〔クンヌイ〕から、渡島〔オシマ〕半島を横断して瀬棚に至る48.4㎞の支線。
タケノコのような形の巨大岩が3本並んだ三本杉岩、そのうちの2本が線路の尽きた先に見えています。
ここでは折り返しに1時間ほどあったので、三本杉岩を見に海岸まで行きました。
【胆振線】 1986年11月廃止 室蘭本線の伊達紋別から、洞爺湖や羊蹄山〔ヨウテイザン〕の沿線を走り、函館本線の倶知安〔クッチャン〕に至る83.0㎞の路線。
写真は長時間停車した京極駅 何とも大きな駅舎でした。
記 この旅の翌年、旧型の客車は姿を消しました。 この頃は役目を終えた客車が全国各地に放置されていましたが、函館本線ではまだ現役を続けていました。
出発の時、機関車が客車を引っ張ると、前方から順にガシャガシャガシャンと連結器の音が響いたものです。
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