このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
中村線 1988年3月
土讃本線の窪川から、中村に至る40.3㎞の路線。 四国の玄関で連絡船が廃止になる騒ぎの頃、四国の南端では中村線が第三セクター化されました。 訪れたのはJR中村線最終日、翌日からは「土佐くろしお鉄道」となって再スタートしました。
高松を0:53に出発して、高知に4:35に到着する快速の夜行列車がありました。 その夜行から乗り継ぎをして、撮影場所を物色しながら、終点の中村までやってきました。 朝の中村駅
海岸線を走る土佐佐賀-土佐白浜間を撮影区間に選びました。
中村行き普通列車 と 土佐佐賀駅 太平洋に洗われた荒々しい岩礁 急行「あしずり1号」 見晴らしの良い高台を走ります。 急行「あしずり4号」 太平洋が広がる開放的な景色
特急「南風1号」 高松と中村を5時間で結んでいました。
特急「南風3号」① 南国の海はとても鮮やかな青色でした。
特急「南風3号」② 引き潮だったので、沖の方から岩礁を入れて撮りました。
土佐白浜駅 左は特急「南風8号」 右は中村行き普通列車
土佐くろしお鉄道は9年後の1997年、23.6㎞西の宿毛〔スクモ〕まで路線延長を行いました。 この区間は1981年、国鉄再建法によって完成間近で工事が中断されたもったいない区間でした。
もちろん当時はここが終着駅、立派な大きな駅舎でした。
ホームで式典が行われていました。 臨時列車でしょうか?「さようなら中村線」のヘッドマークを付けています。 大勢の人達が見送るような光景はありませんでした。
記 国鉄時代の「急行」は、JRになってから次々と姿を消してゆきました。 「特急」に格上げされるものが多く、中には「快速」に格下げされるものもありました。 中村線で撮影した急行「あしずり」も、この翌日には「快速」に格下げになりました。 後に「特急」に格上げされるのですが、急行「あしずり」はもう戻って来ません。 国鉄時代を知っている人は、「急行」という響きに懐かしさを感じるはずです。
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