このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

白銀・南票 2008年12月27日〜31



 中国でも急速に無煙化が進み、定期列車を見られるのもごく限られた地域になってきました。日本で言えば昭和49年末の状態かもしれません。そのわずかに残った現役蒸気列車を求めて、甘粛省白銀と遼寧省南票に行ってきました。


1.白銀(12月28日)

白銀の朝1番の客車はこの場所を8:20頃通過しますが、時差のない中国ではこの時期夜明けぎりぎりとなります。
上遊が6両の客車を引いて急勾配を駆け上がり、素晴らしいブラストが響き渡ります。これだけ素晴らしいブラスト
が聞けるのは今や中国でもここが最後かもしれません。 六公里−東長溝

客車に続き臨時貨物が登ってきます。こちらも素晴らしい煙、ブラストでした。六公里−東長溝

午後には2本目の客車が深部銅を目指して登っていきます。六公里−東長溝

2.南票(12月29日〜30日)

103次 富隆山−沙金溝 丘に登るとS字を描いてサミットを目指す列車を遠望することが出来ます。


101次大渦舗発車は6:53でまだ陽が登らず、撮影はぎりぎりでした。


102次 富隆山−沙金溝 返しは逆向き牽引となりますが、104次は日没後となるため撮影はこの1本だけとなります。


103次 沙金溝−大渦舗 南票はほぼ全線にわたり電線と道路が平行しており、撮影には苦労しますがこの場所は
珍しく電柱もなくすっきりしていました。


三家子で折り返しを待つ上遊。特徴ある短い間隔のドーム間に朝日が輝きました。


ロッドから垂れ下がったつららが厳しい寒さを物語ります。下廟子にて


南票沿線には小さな炭鉱がたくさんあります。小さなナベトロを押す作業員が影絵のようにに浮かび上がりました。


 【番外編】オリンピック後の北京の空は見違えるように綺麗になりました。お陰で強烈な朝日ギラリを見ることが
出来ました。写真は最近急速に整備されているD列車と呼ばれる高速列車です。(12月31日、北京駅付近にて)

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