このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2006年秋 樺南森林鉄路

 2006年10月8〜9日、葦河に客車列車復活の報を受け、訪中予定を立てました。ところが直前になって運休が判明。急遽行先を樺南に変更。樺南も運休リスクは高かったのですがとにかく行ってみようということで出かけました。
樺南は私としては2005年3月以来2回目の訪問となります。この時は直前に炭鉱事故があり、行った日に運休となってしまいました。
(その時の模様は http://www.geocities.jp/zensin7040/kabanan/kabanan.htm をご覧ください。)

 瀋陽からハルピンまで国内線で飛び、あとは夜通し車を走らせて樺南に入りました。1年半振りの樺南では機関区
の線路がほとんど剥がされて使用されておらず驚きました。しかし貨物列車は日に4往復程度運転されていることが
わかり、ほっとしました。

立新駅に本務機と補機、2両のC2がそろいます。

翌日の9日は朝からあいにくの雨。しかしお陰でよい煙でした。

紅葉はやや遅い感はあるもののまだ十分に楽しむことが出来ました。

10月8日 立新を出た貨物列車は後補機を従え元気に峠を登っていきました。

立新でバルブ撮影。今回はこの夜景撮影のために立新の保線小屋、通称立新タコ部屋に宿泊。7人の雑魚寝には何とか耐えましたが、顔に無遠慮に止まる大量のハエにほとんど一睡も出来ませんでした。

樺南のC2の煙突には火の粉止めのために大きな円筒型の金網が付き、林鉄らしい独特の風貌となっています。

C2の息使い以外にはまったく静寂な深夜の立新です。

下樺からの空車がサミットを目指して山を分け入って登っていきます。

上りの重車は立新からサミットまで後補機を連結します。峠で停車して解放し、後補機は単機で立新に戻ってきます。

樺南は中国でも最後に残された森林鉄道の面影を残すすばらしい鉄道です。運休することが多く(実際我々が帰った10日から運休と聞いた)リスクが高いですが出来るだけ長く運転が存続して欲しいものです。

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください