このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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SLばんえつ物語号の旅
〜大地震が来る前に〜
2004年9月4・5日乗車
僕だけしか乗客がいないバスで、西川口駅へ行くところから旅は始まった。
今日から、学科の友達のデンデン(けん)と越後と会津方面へ旅に行くのだ。
Scene1 ウスノロ埼京線
この日は大雨で、埼京線が遅れに遅れていた。
僕が乗った埼京線は平均時速20km/hで走っていた。
埼京線
走るノロさが
最強
だ!!!
新宿に着いたら、この有様だ!歩道が川になっている!!!
Scene2 Gotta 3 Ken!
デンデン「久し振り!」
はじめ「おお! 久し振り! あまり変わってないね。」
デンデン「そうかなぁ?」
ウチらは新宿駅の中にある店へ食料を調達して、快速ムーンライトえちごのホームへ向かった。
Scene3 天国と地獄
快速ムーンライトえちごは、新宿駅の7番線発着だった。
このホームは、快速ムーンライトえちごに乗る旅人がほとんど占めていた。
ふと、僕は別のホームに目を見やった。
はじめ「ん!!!?? デンデン、後ろ見てみ!」
お隣りの9・10番線ホームは、中央線を待つ人でごった(Gotta)返していた!!!
これから旅へ行く人の多い7・8番線と通勤客の多い9・10番線、この差はスゴイ!!!
Scene4 ムーンライトえちご = フェアーウェイ
暫らく待つと、7番線に快速ムーンライトえちごが入線してきた。
はじめ「え゛!!? フェアーウェイと丸っきり同じ車両じゃん!!!」
なんとムーンライトえちごは、帰りに乗る快速「フェアーウェイ」の車両と車内の座席、全てが同じだった。
座席が全然傾かないから、全然眠れねぇよ………
とりあえず、車内に入って、座席についた。
座席は2人が通路を挟む形になってしまったが、別の車両になるよりはマシだ。
デンデンの隣りに座っていたおっちゃんが、鉄道ファンで、すっかり話込んで仲良くなってしまった。
Scene5 ウスノロムーンライトえちご
大雨の為に、発車が遅れてしまい、23:25、16分遅れで快速ムーンライトえちごは新宿を発車した。
途中、赤羽からは、定刻通り発車した
急行「能登」
と平行して走るという、夢の共演が実現した!
次の大宮を発車したのは、23:58。
実はこの時、大宮を定刻通り、23:51に発車した普通籠原行きがあったので、籠原までは、この普通列車を抜かせず、ノロノロ運転となってしまった。
はじめ「遅いねぇ。」
デンデン「本当だよ。どこかの駅で先行してるカクエキを抜かせばいいのにね。」
はじめ「抜かさないのなら、こんなノロノロ運転しないで、通過する駅にも停まってあげればいいのにね。」
デンデン「ホントだよ。」
暫らくして、やっと籠原を過ぎ、先行する列車がなくなって、ムーンライトえちごは
110km/hで次に停車する高崎を目指して走った!
Scene6 さいなら、急行能登
列車は1時をちょっと過ぎた頃に、高崎に停車。
ここでは、今まで追いかけられていた急行能登に抜かされた。
しかし、こう並んでいるのを見ると、急行能登も快速ムーンライトえちごも、豪華さは同じレベルだと思うんだが。
・・・急行能登を快速に格下げしたほうが絶対利用客増えるぞ!
1:13、定刻通り、高崎を発車。
この辺りから僕は熟睡モードに入った。
Scene7 夜明け前後の越後
越後湯沢に運転停車したところで、目を覚ました。
まだ外は真っ暗だ。
3:39、新潟県に入って最初の停車駅である長岡に停車。
時間があったので、改札を出てちょっとブラリとした。
列車に戻ったら、僕は時刻表を広げた。
はじめ「ところでさ、新潟に着いて、SLに乗るまで、ずっと無駄に過ごすともったいないからさ、越後線に乗りに行かないか?」
デンデン「越後線・・・、別にいいよ。」
4:51、列車は終点の新潟に停車。
隣には新発田方面の快速列車が停まっていて、ムーンライトに乗っていた大半の乗客がその快速列車に乗り込んだ。
ちなみに、新潟では、ウチらの乗っていた1号車の前に階段があった。
ウチらはというと、別のホームに停まっていた、黄色い113系の越後線に乗り込んだ。
朝一の列車なので、非常にすいている。
ムーンライトの車内で仲良くなったおじさんも同乗し、5:01、越後線普通は新潟を発車。
・・・しかしまぁ、この列車、
ドアが閉まる時のサイレンがうるさい!!!
新潟を出発して、最初のほうは住宅が多かったが、内野を過ぎた辺りからは田んぼが多くなった。
田んぼの中には、新潟県を襲った集中豪雨のせいで、稲がなぎ倒されているところがあった。
Scene8 Ya!彦!
5:53、列車は吉田に停車。
ここで、おじさんと別れた。
待合室で、30分ほど寝て、6:32発の弥彦行きに乗った。
これも朝一の列車なので、1車両に5人ほどしか乗ってない。
弥彦線は、地方交通線なのに、電化されていたことにはビックリ!
6:40、弥彦に停車。
外は相変わらずの雨・・・・・
折り返し列車は6:45に発車。
その後、吉田で弥彦線を乗り継いで・・・
7:22、東三条に停車。
デンデン「0番線なんてあるんだ。」
はじめ「そうだね。おそらく昔は、1〜3番線までしかなくて、1番線の隣に弥彦線のホームが出来たからそこを0番線にしたんじゃない。」
デンデン「そうか。」
はじめ「もっと弥彦線のホームが多ければ、−1番線ってのもありえるよね?」
Scene9 急行「きたぐに」
7:35、信越本線普通列車に乗り換えて、東三条を発車。
車両のはじっこのロングシートで仮眠して、新津で降りた。
このまま新潟に戻っても良かったのだが、何故新津で降りたかというと、これから新津にJR西日本の急行「きたぐに」がやってきて、新津から新潟の間だけ快速運転されるので、青春18きっぷでも乗車できるので、その区間だけ「きたぐに」に乗車しようと思ったのだ。
新津で特急の写真を撮っていたら、
雨の中、急行「きたぐに」がやってきた。
車内の普通車はボックス席になっていて、座席はかなりゆったりしていた。
デンデン「いいね、この電車。」
はじめ「そりゃ、JR西日本の車両だからね。」
デンデン「納得できる。」
Scene10 快速「SLばんえつ物語号」
8:30、新潟に停車。
お菓子を買いながら待っていると、これから乗るSLがやって来た。
車内は全てボックス席の指定席。洋風だ。
展望席を覗いてみた。大きい窓がついていて、かなり豪華だ。でも、冷房が効きすぎて寒いってば!
9:26、SLは新潟を発車。
発車と同時に、威勢のイイ車内放送が流れた。
新津を出発してから、車掌が車内を巡ってきて、SLの乗車証明書を一人一人にくばった。
はじめ「サービスがいいね。」
デンデン「そうだね。指定席料金しか払ってないのに。」
ウチらは新潟で買った駅弁を開けた。
駅弁の名前は、「まさかいくらなんでも寿司」。駅弁には、ユニークな名前が多い。
SL+駅弁。こんなイイ組み合わせはあるだろうか!!?
徳沢を出発した辺りから、また車掌が車内を巡ってきて、今度は、車内にいる人で、ジャンケン大会をして、勝ち残った人にSLのバッヂを差し上げるというサブイベント(?)が行なわれた。
車窓には、左右交互に阿賀野川が望める。
途中、山都駅では、ホームで山都特産の蕎麦を売っていた。
Scene11 会津若松〜〜
快適なSLの旅が終わり、13:23、終点の会津若松に到着。
改札を出て、何かうまい店はないかと探すが、なかなか見つからない………。
駅前にあった蕎麦屋で蕎麦をいただき、すぐに改札に戻った。
会津鉄道のホームに「トロッコ会津浪漫風号」が停まっていた。
金に余裕があったら今度乗ってみたい。
455系の快速「ばんだい」と普通列車。
磐越西線の非電化区間を走るディーゼルの列車。
クロスシートの車両(当たり)とロングシートの車両(ハズレ)がある。
Scene12 凸凹ウェイを走るフェアーウェイ(エピローグ)
列車の写真を撮ったところで、1ヶ月前にお世話になったばかりの快速「フェアーウェイ」に乗った。
やっぱり座席があまり傾かない………。
14:50、列車は会津若松を発車。
ウチらは快速「フェアーウェイ」を始発の会津若松から終点の新宿まで全区間乗車した。
今回は、主に田園地帯と山奥の旅だったが、STARTもGOALも大都会の新宿となってしまった。
さて、9日からはいよいよ、自動車学校に入校だ。夏休みはまだ続く!
THANK YOU FOR READING!!!
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