このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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箱根の旅

〜雨上がりの急な坂道〜


2006年11月22日(水)乗車








Quest1 箱根湯本

 今回の旅は平日でした。よって、朝はギューギューでムサい通勤列車の乗車を余儀なくされました・・・。
 

 今回の旅では小田急線と箱根登山鉄道を使います。新宿から快速急行片瀬江ノ島行きに乗りました。これだと下北沢〜新百合ヶ丘の間の15駅を一気にスッ飛ばしていけるのです!!

 でも、行き先が片瀬江ノ島だったので、相模大野急行箱根湯本行きに乗り換えました。
 
 本厚木までは住宅地やビル街が続き、その先は住宅と田んぼ混じりの車窓が続き、新松田〜小田原(急行の大半が通過する区間)は住宅地が続き、 JR東海道本線が見えてくると、列車は小田原に着きました。



 小田原からは、以前までは線路の幅の広い箱根登山鉄道の車両と、線路の幅の狭い小田急線の車両が共に走っていたので、このように線路が3本になっている箇所がありました。



 現在では、(線路の幅の広い)箱根登山鉄道の全ての車両が箱根湯本発着になってしまったので、3本目の線路が取り除かれつつありました。線路が3本もある珍しい区間が消えてしまうのは残念です。



 11:07、列車は終点の箱根湯本に着きました。
 それにしても、朝通勤客でゴミゴミしている新宿駅から発車したロングシートの急行列車で、このような山間の箱根湯本まで来れたのだと思うと、何だかすごいなぁと思いました。

 観光案内所で周辺の地図をもらい、まずは来たばかりで体力が有り余っていたので、1km離れたところにある瀧を見に行きました。


 飛烟(ひえん)の瀧」です。水がいくつもの白糸に分かれて池へと落ちていました。池の水はきれいで虹マス(?)まで生息してました。


 「玉簾の瀧」です。飛烟の瀧よりもやや大きく、瀧の中央にある岩には、縄がかけられて奉られていました。


 瀧の横には、「延命の湧き水」として、玉簾の瀧から湧き出た水がありました。飲んでみましたが、そこまで冷たくもなく、丁度いい味がしました。

 滝からの帰りに、温泉饅頭の売っている店に入りました。
 よもぎ饅頭を1個買っただけなのに、温泉饅頭を1個オマケでもらえるという、ものすごぉく良心的な店でした☆

 

Quest2 宮ノ下


 箱根湯本駅で駅弁を買い、13:05発の箱根登山鉄道強羅行きに乗りました。列車は3両編成で、平日にもかかわらず満員でした。



 列車は塔ノ沢〜大平台の間で1回スイッチバックをしました。
 急勾配の続く箱根ではスイッチバックをして距離を稼がないといけないみたいです。



 このスイッチバックからの眺めです。
 車内放送では、「箱根登山鉄道の中で1番の車窓です。」と言ってましたが・・・、
 ・・・右の木が邪魔
 左下に見える鉄橋は、先ほど渡ってきた鉄橋です。

 その後、列車は大平台に停車し、2回目のスイッチバックをしました。
 そしてまた途中で3回目のスイッチバックをして、


 宮ノ下に着きました。
 登山鉄道の駅なのに、しっかりと駅員がいました。



 駅から坂道を下って、堂が島渓谷の遊歩道の入口へ来ました。
 地図によると、この遊歩道は早川の渓谷を見ながら歩けるところみたいです。
 ここから遊歩道を歩いて、昼ご飯が食べられそうなところがあったらそこでお昼という形にしました。

 遊歩道を歩いていると、ケーブルカーの線路とおぼしきものと、ロープウェイがありました。
 地図には載っているのですが、箱根の乗り物マップには載っていなかったので、何だろう?? と思ってロープウェイの下の小屋を見ると、「旅館宿泊者専用」と書いてありました。
 ロープウェイの目の前には1つの旅館がありました。どうやらこのロープウェイもケーブルカーも、上のほうの公道から下の旅館まで宿泊者や物資を運ぶだけのために造られたっぽかったです。
 ・・・金かけてるなぁぁ。

 早川を渡り、遊歩道は登山道っぽい道に入りました。
 前日雨が降ったみたいで、滑って危なかった・・・。

 ・・・てか、木が邪魔で、遊歩道からは下のほうの早川の渓谷が見れませんでした・・・。
 何だ、この遊歩道は・・・。

 遊歩道は、歩いていても誰ともすれ違わない・・・、ので、ボクと弟で歌を歌いながら歩きました♪ やりたい放題です。



 さらに歩くと、水力発電所の水路とおぼしきものがありました。
 「流れが急なので絶対に水に入らないで下さい。」という張り紙がありましたが、
 ・・・水路に落ちたら、這い上がってこれないよ、これは・・・



 遊歩道を歩き始めて30分、地図上では「桜公園」と書いてあるところまで来ました。そこで、屋根付きの休憩所発見!!昼飯が食えるぅぅ♪

 

 この眺めで、誰もいないところで昼飯(駅弁)、Wuuun、イイね☆
 携帯の電波が3本も立ってるし!!

 昼飯を食べた後は、落ちていた木の棒でチャンバラ開始!! もう、やりたい放題です。


 大分休憩したところで、出発!!



 こんなところや、


 こんなところや、


 こんな吊り橋や、


 こんなところがありました。
 遊歩道、後半はとても歩きやすく、このようなところも多くてよかったです。



 吊り橋から5分ほど、階段を登って公道に出ました。出口の前にはバス停がありました。
 地図によると、この近くに日帰り入浴を出来るところがあるらしいので、その周辺を歩いて探しました。


 。。。。。しかし。。。、、、。。。日帰り温泉が見つからない。

 周辺にあるのは、集合住宅や寂れたアパートだけ・・・、こんなところに日帰り入浴できるところなんてあるのだろうか・・・・・。

 途方にくれて、遊歩道の入口前のバス停に戻りました。
















あったぁぁ!!!
 どうして気づかなかったんだろう・・・??

 受付で入浴料700円を払って、早速入りました。


わぁぁい!!
 温泉は露天風呂で、竹やぶと紅葉の山々を一望できました。
 しかも、利用客が誰もいなかったので、ボクと弟だけで貸し切ることが出来ました!!
 すごく気持ちよかったので、1時間も露天風呂にいました(笑)


Quest3 強羅

 さて、身体が暖まったところで、地図を見ました。
 箱根登山鉄道の終点強羅まで2km歩けば着くぞぉ!!

 ということで、地図を見ながら強羅駅まで歩くことにしました。

 そらはだんだん暗くなってきて、橙色の山々も群青色に染まってきました。

 それにしても・・・上り坂が多すぎる!!!

 歩いているうちに上り坂が普通の道に見えてきました。


 急な階段を登って、路地を歩いていると、奥のほうがひときわ明るいものが・・・・・強羅駅だ!!!


 日帰り温泉から歩くこと40分、強羅駅に着きました。

 でも不思議と、風呂上りに歩いたためか、ボクは汗をかいていませんでした。弟は汗をかいていたのに。


 帰り箱根湯本から乗るVSEのロマンスカーの時間の関係もあったので、近くで夕飯を調達するかどこかイイ店を見つけたら、そこで食べることにしました。

 しかし・・・。。。閉ってる店ばかりだ!!!

 仕方なく、近くにある強羅公園のほうへ歩いて店をさがしました。

 カツ丼屋、そば屋、すし屋・・・、どこも高い!!

 結局坂道を登って登って強羅公園の前まで来てしまいました。

 すると、公園の前の道に黄色い光が・。・。・。コンビニだ!!

 こんな箱根の上まで来て、コンビニで買い物・・・何なのでしょう?? 

 コンビニの中はBGMが流れていて、若い客が多く、そこだけが都会のような空間でありました。

 夕飯を調達したので、今度は来た道と別の道を通って強羅駅へ向かいました。
 すると・・・、また行く先に明るいところが・・・ケーブルカーの駅だ!!


 そこは箱根登山ケーブルカーの公園下駅でした。
 強羅まで80円という良心的な初乗り料金だったので、強羅までケーブルカーで降りることにしました。

 夜の静かな箱根にケーブルの音が響き、強羅行きのケーブルカーがやってきました。

 車内は、箱根登山鉄道とはうってかわってガラガラでした。


 ケーブルカーはゆっくりと坂を下り、2分ほどで終点の強羅に着きました。

 18:16発の箱根登山鉄道に乗り換えました。昼とはうってかわって車内はすいていて、ボクと弟でボックス席を1つ取れました。


 強羅は箱根登山鉄道の終点駅なのにも関わらず、意外にも住宅地が多くて、とても不思議なところでした。



 18:47、箱根湯本に着きました。


 これから新宿まで、小田急線の新型ロマンスカーの"VSE"に乗ります!平日だったので、前々日にチケットを予約したら、後部展望席の後ろから2番目を2席取れました!!
 
 車内はものすごく綺麗で、座席が窓側に5°ほど傾いていて、車窓を見やすいように工夫されていました。

 18:59、箱根湯本を発車しました。
 ここから新宿まで、最後尾のパノラマを眺めながら帰りました。





今回の旅のオチ
♪あめあが〜りのきゅうぅなさ〜かみち、キラキ〜ラかがやき〜はな〜つから
 と言いますが・・・、滑ってとても危なかったです。 ハイっ!!

読んでくれてありがとうございました!!






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