このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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"Real"山手線Game

〜山手線の朝〜


2005年7月10日乗車





フーミン「こんな先輩にはなりたくないです!」
全てはこの言葉から始まった。




Round1 3 generation attack![prologue]
 一体全体何故そんな後輩のドギツイ言葉からこの旅が始まったのか、説明せねばなるまい。
 その日の朝5:30、ボクは今まで一睡もしないでオルカラで歌って踊っていたから、BodyもHeartもTiredだったんだ。しかもカラオケで歌いすぎて、あまり声が出ない状態だった。
 砕いて言うと、今のボクはこんな感じ。
はじめ
H: 3
M: 7
マホトン

 しかもそれに加え、次の日には、「現代物理学」と「工学英語」のテストを控えていたから、悲劇の上塗りときたものだ。
 DAKARA、その日は、いつも土曜の活動で使っているわかたけ学級の大掃除があったけど、誰にも触れないように、さりげなく帰るつもりだった。

 で、全員とあまり音沙汰を立てずに別れた後、ブルさんと埼京線に乗って帰ろうとしたが、次の電車が6:28! 1時間待ちじゃん!!!
 仕方なく、山手線池袋に行ってから埼京線を使うことにして、山手線のホームに向かおうとしたら、

ブル「走ればみんなに追いつくよ。」

 って言って走り出したから、ボクもつられて走ったんだ。

 で、皆と合流した。

はじめ「では、ボクはこれで帰ります。」
T先輩「あれ?大掃除に来ないの?」
はじめ「明日、テストが2つあるので。」
T先輩「いや、来なさい。義務だから。」

 この言葉がキツくて、ボクはMP(精神)が5減ってしまった。

はじめ
H: 3
M: 2
マホトン

 でもまだHP(体力)が3だけ残っていたから、最後の力を振り絞って帰ろうとしたら、今度はでんでんに腕をつかまれて、山手線内回りのホームへ引きずり込まれてしまった。
 振り切ろうとして、余計に体力を使ってしまい、ボクのHPは0になってしまった!!!

はじめ
H: 0
M: 2
死亡?

 でも、ボクはまだ死なない。肉体が成らずとも、精神が残っていれば、生きていける!
 あきらめずに、精神だけで体を動かして帰ろうとしたら、今度はフーミンが・・・・・

フーミン「こんな先輩にはなりたくないです!」

 って言ったんだ。それでボクのMPも0になり、ボクは大掃除に行くことになった。

はじめ
H: 0
M: 0
死亡



 ・・・・・、てか、こんなプロローグで果たしていいのだろうか・・・・・??? 思いっきり、
"わかたけの活動よりもテストが大事なんだぁモットー"
を見せびらかしてしまった!!!




Round2 Game Start!
 その後、ボクら'わかたけ学級大掃除組'総勢10人程で、新宿5:46発の山手線内回りに乗ったんだ。こんな早朝なのにもかかわらず、車内は混んどるコンドル。
 しかし、生意気なことに、でんでんとフーミンは、2つ目の原宿で席の確保に成功した! ボクも負けてはいられまいと、席の近くに立って、駅に停まる度に誰かが降りないかを見回して席を取ろうとした。 っていうか、今のボクって、思いっきりうざったい乗客なんだなぁ。19歳なのに席を狙うなんぞ。。。
 でも、それほど今のボクは疲労困憊なのだ。早く席を取って、寝て、HPとMPゼロの状態から回復したい。

 しかし、結局5つめの目黒まで来ても席を獲得できず、'わかたけ学級大掃除組'のほとんどのメンバーは、わかたけ学級のある目黒で降りていってしまった。
 残るは、ボク・でんでん・フーミン・そして、ビッグスことO道さん。
 で、O道さんはというと、すいている車両に行って寝てくるよ、と言って、人ごみを分けて別の車両へ行ってしまった・・・。
 でんでんとフーミンも既に眠っていたので、ボク1人だけ取り残されてしまった・・・。

 仕方ない。What I have to do now is to get my seat and sleep. 今俺がしなければならないことは、席を取って寝ることだ。
 これ以上、起きて立っていては辛い! 早く席よ、空け! ラーメン!

・・・・・・・・・・

 願いが通じたのだろうか、新宿を出て、8つ目の駅となる品川で、乗客が沢山降りて、ボクの目の前の席が空いた!
 ということで、でんでんとフーミンとは向き合う形で座った。



Round3 Waking and Sleeping
 さぁぁて、席に座れたことだし、寝るかぁぁ♪
 と思って目を瞑っても、なかなか寝付けない!!! ボクは一般人とは違って、もの凄く眠い時に限って興奮してなかなか眠れなくなるのだ。。。
 うぅぅん、眠りたいのに、眠れない。ボクは、夜にこんな状態になることが月に1度はあって、その時は夜の4時を過ぎても寝付けないのだ。

 東京のあたりで席を変えて、電車の窓ガラスとプラスチックが垂直に交わる部分に頭をつけて寝ようとしたが、やはり眠れない・・・。



Round4 Warning!
 暫らく自分の脳波と格闘して、やっと熟睡出来そうな脳波になった時、ボクの貯水タンクが満水を示した。

トイレに行きたい!!!

 しかし、ここは山手線の中。トイレなんて付いてないし、トイレに行く為に1度降りたら、フーミン達とはぐれ(メタル)てしまう!

自動アナ「間もなく、新宿新宿です。」

 ・・・・・・・・・・

 そうだ!!!新宿で降りれば、中央線を使って、神田でフーミン達の乗っている山手線に追いつくぞ!!!



Round5 Get appart
 6:48、列車は新宿に停まった。その時、フーミンがちらっと起きた。

はじめ「じゃ、30分後にまた逢おう!」

 そう言って、ボクは降りていった。

 フーミンからしてみればさぞかし、何だろう・・・???、って思ったことだろうが、その答えは30分後に知ることとなるのだ。しばし待たれよ、フーミン!

 新宿で降りたボクは、すぐに用を済ませた。
 さて、腹が減ってきたなぁ。 と、そこには、小さい弁当屋があった。ボクは菓子パンを3つ買った。1つはボクので、もう2つはでんでんとフーミンの。おそらく、今山手線でぐるぐるしてるでんでんとフーミンも腹が減っていることだろうから、ボクだけが腹いっぱいになってはいけない。神田で合流したら、差し入れとして手渡そう。



Round6 Shortcut
 よし、電車の中では出来ないことを全てしたことだし、中央線に乗りに行こう!

 中央線のホームに行ったら、なんと珍しい、7番線に土日だけしか運転しない特急「新宿わかしお」号が停まっていた。

 それはさておき、8番線には6:59発の中央特快東京行きがやって来たので、乗車して、外堀を眺めながら一路神田へ向かった。



Round7 Re-boarding
 7:11、ボクは神田で降りた。フーミン達の乗っている山手線が来るのは、7:19だ。その間に親に、大掃除に行くことになって、朝家に帰れないことを伝えた。
 よく考えてみれば、ボクが大掃除に行くことにならなかったら、この旅もなかったのだ。大掃除に来てよかったかな。

 7:19、フーミン達の乗っている山手線がやって来た。乗ってみたら、でんでんとフーミンは向かい合わせで端っこに座っていた。しかも、2人とも眠っていて、ボクが神田から突然乗ってくるのを見て驚くリアクションが見れなかった・・・。 まぁ、いっか。
 でんでんとフーミンは、半分寝てて、半分起きてる状態だったので、ボクは2人に、差し入れのパンを渡した。
 3人で、パン1個という、質素な朝飯を食べた。
 それからというもの、電車の中の涼しさと、程よい揺れで、ボクは眠ることが出来た。

 でも、20分に1度ぐらいは起きて、気付いたら上野だったり池袋だったり、車内が人で込み合っていたりとか。

 しかし、やはり熟睡までにはいたらず・・・。



Round8 Mistaken stopover
 8:19、列車が東京に着いた時、ボクは半分目覚めた。
 フーミンが何やら動揺している。
 東京の電車発車ベルが鳴り出した。
 すると、フーミンは、何故か荷物を抱えて、東京で降りていってしまった!

はじめ「!!!??!?!??」
でんでん「ボーっとしてないで、追いかけないと!!!」


 ボクとでんでんはドアが閉まる直前に列車から降りた。
 フーミンは、ホームの前の方へ向かって歩いている。
 何とかフーミンに追いついた。

でんでん「ここ東京だよ。何で降りたの???」
フーミン「いえ、自分でも分かりません・・・。」

 3人とも寝ぼけていて、訳が分からぬまま、次に来た8:24発の山手線に乗った。



Round9 Round & Round & Round[epilogue]
 列車に乗ってからは、ボクも入れて3人ともまだまだExhaustedだったので、3人とも仲良く熟睡Zzz...
 3人が眠っている間も、山手線はグルグル周る。

 9:07、とうとう、4回目となる目黒に着いた。すなわち、でんでんとフーミンは山手線3周、ボクは2.5周してしまったのだ!
 3人はパッと起きた。何せ、大掃除は10:00から始まるので、ここでまた目黒で降りないでもう1周してしまったら、大掃除に遅刻してしまうからだ。
 自分の降りるべき駅で目が醒めるなんて、人間って、本当に良く出来ていると思う。


 目黒で降りたボクら3人は、大掃除で熟睡の第二ラウンドを行なう為に、暑中わかたけ学級に向かって歩いた・・・・・。





GAME OVER











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