このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
野岩鉄道の旅
〜必ず楽しい気分になる自分 めっけ!〜
2004年4月30日(大学臨時休業日)乗車
この旅のスタート駅は、おちゃらけた駅名のおもちゃのまち。 普段は蕨か西川口から旅が始まるのだが、この日はじぃちゃんち(ジジ)に泊まっていたので、ジジんちから、東武線での一番の最寄りの、この駅からのスタートとなったのだ。
ここの駅に来る猫は皆、毛が茶色で、
尾も茶(おもちゃ)
なのだろう。
おもちゃのまちで9:09発普通列車に乗り、新栃木を目指す。この時の車両は
6050系
!!! ゆったりとしたボックス席で、そこそこの大きさのテーブルもあり、旅が7倍楽しい♪
9:26に新栃木に着き、9:31に快速藤原行きに乗り換える。これも6050系! 左右に小高い山々を見ながら暫らく走ると、10:41、新藤原に到着。
ここで10:48発野岩鉄道普通列車に乗り換え、10:51、隣りの龍王峡で下車。
龍王と言えば‥、
ドラクエⅠの最終ボス
、だね♪
この駅は、ホームの半分がトンネルの中にある。ホームの下には沢が流れていて、ホームから直接見れる建物は少なく、なかなか良い雰囲気だ。
駅を出てみると、土産屋や食堂が10件ほどあり、将に観光駅という感じだ。
駅を出てから右に歩くと変なオブジェに出くわした。
いけにえの串刺しにでも使うのか…?
土産屋の裏にある階段から下に降りていくと、エメラルドグリーンの鬼怒川の清流と、2つの滝がそこにはあった。これが駅名の元となった龍王峡だ。
しばし休んでから、階段を上り、『きぬの清流』という土産を買って、龍王峡駅で11:48発会津田島行き快速列車に乗った。車窓は、トンネルばかりで、トンネルから出ると、どこを見ても、山、川、野、岩、山!!!そうか、これが野岩鉄道の由来なのか‥??? と思ってしまうほど山奥だ。
車掌さんが検札で巡ってきた。僕は思い切って、
「あのぉ、男鹿高原って、今はどんな人が利用しているのですか?」
と訊いてみた。すると、
「ああ。昔は学生が使っていたけど、今はたまに釣り人が使うぐらいだね。」
と、普通に親切に答えて下さった。そして車掌さんは、
「ああそうだ。男鹿高原では、駅で切符を買えないから、今ここで切符を作ってあげようか?」
と訊いて下さったので、
「あ、はい。お願いします♪」
と僕は言った。そして車掌さんは、わざわざ男鹿高原から湯西川温泉までの切符を僕に作って下さった。
「わざわざ本当にありがとうございます(^-^)v♪」
この車掌さんには感謝している☆
上三依塩原を過ぎると、いよいよ車窓から民家が見えなくなり、だぁれもいない山奥を列車はひた走り、12:16、今回の旅のメインの駅となる男鹿高原に停車。列車から降りて、列車が発車する時、車掌さんに、「どうもです☆」とダメ押しのお礼を言った。
男鹿高原で降りたのはボク1人だけだった。今日も男鹿高原駅は、数少ない利用客である僕を、駅の義務として迎えてくれる。
ここは、川のせせらぎ、鳥の鳴き声、木々が風に揺られる音の響く、非常に居心地のイイ駅だ。僕を除いて、人の気配が一切感じられない。
駅名表。古くはない。会津の酒とやらの看板がついている。この駅の隣は会津だからだ。
男鹿高原の待合室には駅ノートがある。 後で書き込みしていこう♪
ああ、それと、その後ろの看板を見てください! あの大都会の東京の下町である浅草と、この、何にもない無人地帯の山奥の駅とが直結しているのですよ! 凄いと思いませんか???
駅入り口の前にある看板。文字が薄くて読みにくい‥。
また、その横には、このような森林保護を訴える看板が!!!
自然は大切にしていきましょうね☆
これが駅の入り口。もう何だか、階段の下に崖か地獄でもあるのか!!? って感じだ(笑
駅を出て右に曲がって少し歩くと、変電所があり、(僕を除いて)だぁれもいない空間で、変電所は独りでウゥーンウゥーンと、うなっている。
5963(--;)
変電所の向かいには、屋根付きの駐輪所と、トイレがある。駐輪所の中にはなんと壊れていない(現役の)自転車が2台停まっている! 一体全体、誰のなのだろう‥?
そして、さらに歩くと、なんとこんな無人地帯に謎のヘリポートが!!!!! 果たして最初に作られてから何回使われたのだろう‥???
5分ほど歩くと、国道に出た。交通量はそこそこだ。
左にある道が駅へとつながる道だ。
1つ前の写真を駅入り口看板へズームしたもの。 果たしてこの日、この看板に目を留めたドゥライヴァーは何人いるのだろう‥?
それから僕は、駅入り口への道から見て左の方へ(写真で言えば、奥の方へ)、国道を歩いて行った。少し歩いてまず目に付いたのが、レンタルスキーの店だ。でも今日はシーズンでないせいか、閉まっている。その店の向かいには畑があり、畑の横には大きな農具倉庫らしいものがある。店も倉庫も無人のようだ。
その先には、丸太で出来た食堂があったが、ここも閉まっている。
もう少し歩くと、やっとやっと1軒目の民家を発見!!! 駅から1番近い民家まで歩いて10分! やはり男鹿高原は凄い!!!
さらにその先には蕎麦屋があり、ここはちゃんと営業している。その蕎麦屋のそば
(シャレ?)
からは、1・2軒の民家を確認できた。
時間の関係で、今日はこの蕎麦屋で引き返すことにした。
山間をひた走る野岩鉄道
やっと駅にたどり着いた。これが駅のメインストリート。
駅の待合室にある駅ノートに書き込みが終わると、6050系の列車がホームに滑り込んできた。 列車に乗る時、乗客に「こんな駅にも利用客がいるのね。」という顔で見られてしまった(笑
13:51、男鹿高原発車。 男鹿高原はとても居心地のイイ駅だった。
車掌さんが検察で巡ってきた、と思ったら、なんとさっきの車掌さんだった! 切符はさっき見たから、出さなくてもいいよ、と言われたが、検察の印を貰うために僕は切符を出した。
湯西川温泉に着いた。 ホームはトンネルの中で、やや湿っている。
土産屋と食堂を兼ねた駅舎。 列車発車約5分前になると、音楽(『エリーゼのために』だったかな)が鳴る仕掛けになっている。
駅前にある建物は、この駅舎と、トイレだけで、民家が一軒もない! もしかしたら、新・秘境駅になるかも!!!
鬼怒川を渡る急行「南会津」。
暫くのんびりして、ジジに渡す土産を買って、浅草行きの快速列車に乗り込み、湯西川温泉をあとにした。
今日は、1人でだぁれもいない山奥をさまよう旅となりました。
THANK YOU FOR READING!!!
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