このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

双眼鏡

私の双眼鏡歴   デジタル双眼鏡はこちら

子供の頃から星を眺めるのが好きだったけれど、その道具はいつも双眼鏡でした。

機械輸出会社に勤めていた親父が与えてくれた天体望遠鏡が英文マニュアルで、組むには組んだが「小学生には訳分からん」と云う状態だったから、余計に観望 は双眼鏡を 使ったのかもしれない。

これまた輸出用の対物35mmと対物50mmの7倍双眼鏡。
初めてまともな天体観測の仕方を習ったのは大学の天文部。 「真っ当な天体用を買うべえ」と思ったが予算が無くて
  Nikonの50mm7倍 を購入。
これをデイパックに詰めて、オフロードバイクに乗って山へ登ったものだった。
その後、さらに大口径の
  70mm10倍 を手にした頃には、オート バイのほうに興味が移ったというか。。


その後、社会へ出てから出張先で日本の半額で 買ったのがカールツアイスの  56mm8倍 と42mm7 倍
(どちらも日本では廃版らしい)。
2つのツァイスは、かれこれ20年使っているけどガタが来ない。
昔のドイツ製は丈夫で長持ちだなぁ。 さすがです。


20年前という事はですね。 ドイツは東西ドイツに分かれていた頃なんですよ。
というわけで、私達のはZEISS West Germanyと印字されております。  
30年保証ですから2019年まで 保証期間 内 です。


Zeiss classic 8x56 og 7x42


時代物ですなぁ。  
というか、四半世紀前、よくあの英語力で海外で仕事していたもんだ。。。



 <薄暮時の森でムササビ観察する7L2PGK。 持っているのは42mm7倍ツァイス

2社の製品を使ってみての感想は、
夜空を見るならニコン。 バードウォッチングならカールツァイス。

ニコンは夜空のを見る際のピントの合焦感が分かりやすく見やすいが、カールツァイスは、ピントがあっている感じがせず、星を見ているとピントが合った気が せず疲れます。
特に星雲は見づらい。 

反面、自然観察に使うと、ニコンは被写界深度が浅く、せっせと焦点合わせをしなくてはいけないが、カールツァイスは焦点合わせがほぼ不要。 目 の合焦能力でピントあわせができてしまうレンズデザインなのでしょうねぇ。
写真のような暗い森での鳥やムササビの観察に大変楽。 
まぁ 最近は暗視スコープなどがあって暗夜でも観察が出来るらしいですが。

ニコン、ツァイス、どちらの会社の製品も対物口径30mm以下の製品は値段の差ほど性能の差は無く、小口径の2個目ならニコンで十分ではないかと思いま す。  





      左からニコン10x70mm、  ツァイス8x56mm、   ニコン6x15mm   
 
片手に乗る15mm口径の双眼鏡。
1型の発売は大正時代だそうです。 
途中でいったん生産中止していなければニコン最長継続モデルでしたね。

XYLに2008年の誕生日の贈り物として貰ったのが上図右端の小さい奴。 ニコン ミクロン6x15mm。  
コレで意外とまともな画像が得られます。 なにより形がかわいらしい。  ただし、初めて双眼鏡を買う方には絶対勧めません。 名機だが設計が古すぎです から。

Leica 8x20 BCA


2013年にXYLにDL土産で買ってきたのがライカの2cm。 
円高の時に換えたユーロ紙幣が出張キットに溜まっていたので、それでお買い上げ。 たまたま円安で僅かとはいえ為替差益が出ておりましたhi

21世紀の小口径は設計が違うねぇ! と、ちょっと驚きました。
明るい草原や林、あるいは昼間の都市観察には、これで十分です。

こんなところでの プロ ミナのサブにも最適です。



お 勧めの双眼鏡

あなたの用途次第です。 光学機器メーカー各社のwebに詳しく載ってます。  たとえばニコン
ズブの素人が20万円でお釣りの来ないツァイスの双眼鏡を買っても「もったいない」とだけは言えます。hi

ただし、一家に一つ目の双眼鏡を買う場合には、3万円以下はおやめになった方がよいでしょう。
廉価版実売1万円未満 に至っては、ほぼ「安物買いの銭失い」になりますよ。  しゃれで集めるジャンクアイテムも否定しませんが。(PGJも持ってるしね)
たとえばこんなの 

           Nikon 8x20 7x20

カメラなどと違ってかなり長持ちのする機械です。 私の双眼鏡はほとんど20年以上使っていますが、未だに現役です。 
だから、あんまりセコイのを買うのは止める事。


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