このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

宇都宮の篠原様は御大尽

〒321-0966 栃木県宇都宮市今泉1丁目4−33   地図はこちら。    行ったのは2014年9月

宇都宮市(JCC1501)と言えば、その昔、食品工場での仕事でよく通ったもんです。 本社QAの訪問に嫌な顔せず迎えてくれた土地柄人柄がFBなところでした。 (どこにも例外は居るがhi)
その宇都宮で前から気になっていたのが駅前の妙に立派な商家。
餃子の象は木端微塵になったし  youtube  宇都宮城址もパッとしない宇都宮駅近辺で唯一目を引く建物です。

なんでも、明治28年に、当時の宇都宮町の年予算が1万円だったころ、3万円で建てたのがこのお屋敷だそうです。 詳しくは こちら
昨今景気回復でマイクロバブルが起き始めておりますが、そんなわずかな成金がオクション買ったの、高い時計買ったのとは訳が違うお金持ちぶりです。

入り口
入場料100円
正面
奥州街道に面しています。
帳場
直径1.2m以上の材木から切り出したといわれる大黒柱
土間から2階の屋根まで貫通しております。
見せ(店)格子天井というそうで、金持ちの証
天井
松とヒノキのミックス。
北方の松を使っているそうです。  暖かい地方の松はパルプにしかならないからね。
南方のパルプは こちら
天井

各地の銘木屋さんが見に来るそうです。

桜 松 楓

え? という材木があちこちに。
ガス灯

篠原家に電灯線が入ったのはだいぶ遅れたそうで、それもそのはず、篠原氏は
宇都宮瓦斯の株主でもあったそうで。
という訳で天井からはガス灯用の配管の跡が出ております。

階段
家屋敷は立派なんだが機械類はそれほどでもない
アンバランスが面白い
階段
これ登るのか? と現代の感覚だと思うよねぇ
座敷
強烈な階段を上ると座敷と客間。 使用人の部屋ではないのよ。
重箱
工芸品も立派ですが、今一つ切れが無いのはなんででしょうね。

                           手すりの無い下り階段。 年寄りは止めといたらhi >>>

箱階段
箱階段。 実はおいてあるだけ。
庭
庭。。 は かなり傷んでおりまして。 さらに道路の拡幅で母屋をひっこめたせいで、そもそも庭が無い。

蔵 
  

棟棟木銘
土蔵の棟木には、「嘉永四年 大工棟梁 留吉、 鳶頭喜代次」 と墨守があります。  町衆に名字の無かったペルリが来た頃の話。 
立派ですね。  さすが町予算の3倍!
軒下から雨戸まで銅張で空襲にも焼け残った家です。 見る価値あり。  お勧めです。

表札名士は皆赤十字の社員ですね。

 

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旧住宅

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