さてさて、第二次報告です。銀河鉄道999の資料をひっくり返しながら戦士の銃について調査しました。調査しているはずが、ついつい原作を読むのに夢中になってしまって「はっ、いかんいかん…」などと、楽しい時間をすごしてしまいました(^^)
さて、銃の形状については、haruhiko@執事様より詳しいご説明がありましたね。重複する部分は割愛します。やはり、参考資料としては、設定資料集(横長のB4版)がおすすめですね。大きくて読みやすいです。
では、調査報告です。戦士の銃(コスモドラグーン「次元反動銃」)のデータを書籍から集めてみました。(全7項目)
(出所の最後の数字は参考図書の発行年です)
1.形はコルトディテクティブ・スペシャルリボルバーに似せて作ってある。
出所:ケイブンシャの大百科No.40「銀河鉄道999大百科-TV版-」1979年
2.フランスの竜騎兵(ドラグーン)が左手に拳銃を…南北戦争初期には1848年式ドラグーンピストルとして勇名をはせた…をモデルにし、トチローがコスモバージョンにした。
出所:DNA MEDIA BOOKS 「松本零士999 公式キャラクターブック」2001年
3.宇宙戦士の銃じゃねえか!!こりゃあ本物だ!!
出所:少年画報社「銀河鉄道999 第1巻」1977年
アンタレスのセリフです。最初は『宇宙』戦士の銃だったようです。
4.くそ!!この銃はエネルギー開閉弁のスプリングが強すぎるぞ!!
出所:少年画報社「銀河鉄道999 第1巻」1977年
これもアンタレスのセリフです。このことから、後ろのでっぱり(2cm動く)は、エネルギー開閉弁と連動していること、そして、駆動にはスプリングを使用していることがわかります。
誤って指をはさむと血も出ます。(生身の体の場合のみ)
5.これは返す。
出所:少年画報社「銀河鉄道999 第1巻」1977年
またアンタレスです。セリフはどうでもいいのですが、このコマの銃のグリップに注目です。どくろマークが描かれていない!
6.グリップに傷もあるよ。
出所:少年画報社「銀河鉄道999 第15巻」1981年
「メーテルの旅」のお話の中のレドリル少年のセリフです。このコマでも銃のグリップが出てきますが、どくろマークが描かれている!
戦士の銃に、何かしらの改良が加えられたのだろうか?
7.でも次元反動銃は別よ。これで破壊できない物体はないわ。
出所:少年画報社「銀河鉄道999 第3巻」1977年
「装甲惑星」のお話の中のメーテルのセリフです。装甲惑星の住人には戦士の銃は全くききめがなかったが、メーテルの次元反動銃で倒すことができた。つまり、この時点では「戦士の銃」は「次元反動銃」ではないということがわかります。
しかし、1979年の資料によれば、戦士の銃は「次元反動銃」とされているため鉄郎の旅の途中で何かしらのリファインがかけられているものと推定します。
長くなりましたが、以上で報告を終わります。ではでは〜(^^) |