このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

メーテルに破壊された星を巡礼する旅

 

 

メーテルは自分でも言っている通り、魔女のような女。

彼女の逆鱗に触れたために破壊された星は数知れません。

ぜひ破壊の末路をたどった星を訪ねて、彼等の魂のために祈ってあげて下さい。。

 

1、好奇心

人間(とくにメーテルのように美しいモノ)に対して飽くなき興味を持った星です。その遠慮ない好奇心がメーテルの気に障ったらしく、機関車のコンピュータと自分の頭脳を連動させて破壊したのでした。

観光のポイント:メーテルが初めて自分の手を下して破壊した星と言えるでしょう。あなたも「好奇心は身を滅ぼす」ということを実感できることでしょう。

2、けんか別れ

原始惑星で「ガニマタのいけにえをつれた女王が空から降りてくる」という伝説にのっとって女王にされてしまったメーテル。「この星が滅びる」とこともなげに語ったメーテルですが、「手を下したのはメーテル」と誰もが信じて疑いません。

観光のポイント: かつては普通に暮らしていた目玉の大きい住民たちの名残を探してみて下さい。きっとどこかに破壊の謎があることでしょう。

3、ヤミヤミ

メーテルの能力によって闇に覆われた星に人工太陽が打ち上げられました。破壊されることこそありませんでしたが、その結果、この星の住民の99%が「自分の姿の醜さに絶望して」自殺してしまいました。

観光のポイント:この星もメーテルさえいなければうまくいっていた星。星の住民たちは今でも人工太陽の下で暮らしているのでしょうか。

4、完全機械化

メーテルをもっとも怒らせた星といっても過言ではないでしょう。機械化人間たちが欲望のおもむくままに体を取り替えて楽しむ機械化世界の楽園でした。

観光のポイント:機械化人にとってはまさに天国、生身の人間には地獄ともいうべき星です。生身のみなさん、自分の命には責任をもってくださいね。

5、ゴーストコロニー

たった1本のビスのしめ忘れから空気が一瞬にして抜けるという事故をを起こし、誰からも信用されなくなったドクター・サイクロプロス。彼は自らの後悔を残して星もろとも自爆したのでした。

観光のポイント:体をこわしていたサイクロプロスに対してどのような治療を行ったのかも気になるところですが、「一度信用を失ったら取り戻すことができないこともある」ということを気付かせたのはメーテルでしょう。

6、卑怯者の長老

大統領デルムカデは誰も信用できず、住民を全て処刑してしまいました。999をバラバラにした責任を取らされて星は破壊されました。

観光のポイント:メーテルの気に障ったのは誰も信用できずに次々と人を殺したことだったのでしょうか。それとも鉄郎を馬鹿にされたからなのでしょうか。

7、透明海のアルテミス

メーテルが破壊したわけではありませんが、心の広い銀河鉄道管理局が珍しく星に振動波を送って破壊しました。

観光のポイント:この星は、言ってみれば不運な星でした。多くの子供を持つ母親でありながら、自分の意志では動くこともできず、運命を受け入れて砕け散っていったのです。

8、シャイアン族

星そのものを破壊したわけではありませんが、宇宙に脱出しようとしたシャイアン族の水密服の欠陥をわざと指摘せず、シャイアン族は全滅しました。

観光のポイント:海を汚し、その汚れた海を放り出して宇宙に逃げ出したシャイアン族は私たち自身の姿なのかもしれません。

9、マカロニグラタン

ここに住んでいたサブとメインの兄弟は自分たちの星に飽きてしまい、自らの故郷を破壊してしまいました。その後、この兄弟は(メーテルに?)破壊されたのでした。

観光のポイント:この二人の兄弟のことはさておき、ここのホテルには粒子転送器なるものがあり、どんな食事も調理場から瞬時にして送られてきます。ぜひ一度お試し下さい。

10、マグネット

機械化帝国にとってもっとも邪魔な星。それは磁気におおわれたこの星だったのです。有害無益と判断され、アンドロメダ圏内の銀河鉄道管理局に破壊されました。

観光のポイント:立場が違えば正しいことも間違いになり、人が変われば悪も正義になるということを体験することのできる、数少ない貴重な星です。

11、惑星アレイ

ボルカニック教授は自らが開発した鉄食虫を大量生産し、星中をボロボロにしてしまいました。その結果、999の発車と同時に星は崩れ去ったのでした。

観光のポイント:「過ぎたるは猶ほ及ばざるがごとし」という格言の通りですが、この星が砕け散ったのは、果たして鉄食虫のせいだけだったのでしょうか?

12、ブルーメロン

機械化人との戦いに勝った生身の人間たちを鎮圧するために、機械帝国はスイカの形をした星・ブルーメロンを破壊しました。

観光のポイント:お互いの世界を認めることができなかった星の悲劇といえるでしょう。破壊された星がこの程度ですんだことに感謝すべきかもしれませんが・・・

 

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