このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

そとばこまちプロデュース「マンガの夜」

1999.5.22(土) 於:シアターサンモール 19:00開演の回 O列9番にて鑑賞

【物語】

 二人組の漫画家ケンタウロス。片割れのケンタ(渡辺)は、連載〆切当日にハワイ旅行から戻ってくる。「今回は僕が作品を進めておきますよ。たまには休んで下さい」相棒のシュウイチ(生瀬)は普段いっこう役に立たない男だが、自信満々に言い切ってケンタを送り出してくれたのだ。
 ところが、原稿は一枚もできていない。デビュー作以降ぱっとしたヒットのないケンタウロス、もし原稿が落ちると契約を打ちきられることにもなりかねない。窮地におちいってものほほんとしているシュウイチに怒りをぶつけながらも、ケンタは時間に戦いを挑む。

【感想】

 実に面白かった。久々に大笑い。テンポのよいセリフ、主役二人の動き、ストーリーの展開の妙。すべてトントンはまってる。

 とにかく主役二人の軽妙なやりとり、最高。特に生瀬のぬったりのほほんとしたピントはずれの一挙手一投足一言一句が味ありおかし。
 物語の構成も○。刻々と迫る〆切時間と戦う切迫感。なのに生瀬のマイペースさが笑える。

 ただ、ラスト、実は原稿はボツになり田辺のおわび文に差し替えられたうえ連載は打ち切り……という結末は後味悪し。「一週間後」の部分はむだな気がする。もったいない。

 舞台、分譲タイプのマンションの一室、ちょっと高級感漂う雰囲気。中央にソファを置いたリビングをはさみ、右手は整然とした書斎的なケンタの仕事場、左はしっちゃかめっちゃか、机の上から床まで紙屑だらけで天井にも乾かしかけの原稿がつり下がってたりのシュウイチの部屋。二人の性格の違いもきっちり見える舞台セットがいい。

渡辺いっけい、声がかれていてちょっと気の毒。動きがなめらかなだけに、残念。毎日大声あげてたのね……

【DATA】

公演は全て終了。

原案・構成:高橋ヒデオ 脚本・演出・出演:生瀬勝久

出演:渡辺いっけい 福山俊郎 木村理恵 小原延之 松竹生 後藤英樹

美術:綿谷登 照明:黒尾芳昭 音響効果:内藤勝博 衣裳:三大寺志保美

小道具:橋本尚子 大道具製作:アーティスティック・ポイント

演出助手:小原延之 舞台監督:村岡晋 

制作:大西規世子 宮崎由美 安積智子 中村真由美

宣伝美術:東学 宣伝写真:今田修二 

制作協力:株式会社リコモーション 株式会社ネビュラプロジェクト

企画製作:劇団そとばこまち

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