このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
![]() ![]() | 今日もすっきり晴れてはいないが、雨は降っていないという天気。 とにかく少しでも時間を稼ぎたかったので朝食も早めにとり、8時前 には出発する。天気が良かろうと悪かろうと今日の一番の目的は 長崎本線を走る「白いかもめ」だ。長崎市内では渋滞にぶつかった ものの、そんなに時間はかからず長崎バイパスから長崎自動車道 を経て、昨日と同じく諫早で降りる。諫早市内ではまた渋滞にぶつ かるが、市街地を抜けると快適なドライブとなった。写真は長崎 市内の様子と長崎バイパス直前の国道の様子。 長崎本線に沿って国道を進む。途中給油のために肥前大浦駅 近くのガソリンスタンドに立ち寄る。何となく脱線事故のことを聞いて みると「ずっと諫早寄りですよ。国道をずーっと行って2つ目の○ァミリ ー○ートの裏あたりらしいです」と言っていた。そのときは大して気に もとめなかった。 |
![]() | 程なく目的地に到着。草叢に見事に小道ができている。それだけ ここで撮影する人が多いということだろう。準備に取り掛かろうと しているといきなり「白いかもめ」が通過。もう少し早くくれば・・・。 しかし、ここでの撮影は寝台特急「さくら」が通過する昼ごろまでを 考えていたので気を取り直し準備にかかる。「青い海」と「白いかも め」がテーマであったが、残念ながら海は青くは輝いていない。陽が 差したかと思うと雲が出てきたり、時折雨がぱらついたりというめま ぐるしい天気の変化。何本か撮影した後、少し場所を移動してみる。 もう一度戻ってきてまもなく、もう1人やってきた。名古屋から来たと いう若い人だ。平日にも人が来るところはさすが有名撮影地。 予定通り「さくら」を見送るとこの撮影地を後にした。 |
![]() | 国道を諫早方面に戻って行くと、肥前大浦駅に先ほどの「さくら」が 停車している。後発の「かもめ」に抜かれるのか、上り線とのいれか えか。その瞬間も撮りたかったがとりあえずあきらめて先を急ぐ。 今日はもうひとつの名水と大村線にも行きたかったからだ。まもなく すごい雨が降り出した。が、一時的なものでその雨もすぐにやんだ。 と思うといきなり夏の陽射し。湯江駅を右折するとまた「さくら」が いた。今度は我慢できずに駅前に急いで車をとめ、刑事ドラマの 刑事たちが現場に到着すると車から降りるようにして車をおり、 ホームに駆け込む。程なく「かもめ」が「さくら」を追い抜いていった。 この「かもめ」もソニック編成であった。何かお年寄りが若いものに 道を譲っているように見えて仕方なかった。ブルートレインだけは いつまでも走り続けてほしい。 |
![]() | 「さくら」の出発を見送るとそのまま山の方へ向かう。道を間違えなが らもなんとか到着。轟渓谷。かなり山深いところにある名水だった。 たくさんの人がポリタンクに湧水を汲んでいた。名水を飲み写真を 撮ると再びもとの国道を目指し車を走らせる。まったく忙しい。再び、 ものすごい雨が降り出したが国道へ出るころにはやんでいた。しば らく国道を走ると○ァミリー○ートが目に入った。「そういえば・・・」そ の店の向こうと見ると大きな青いビニールシート。行きにも通っている はずだがそのときは全然気がつかなかったものだ。と次の瞬間、 小道に入るための右へのウインカーを出していた・・・。 |
![]() ![]() | 踏切脇の小山の斜面にネットが張られている。脱線転覆したあたり にはまだ何人もの作業の方がいた。とりあえず列車は走っているの だが、事故の傷跡はまだまだ深く残っているようだ。ビニールシート の下には撤去できずにいる車体があるのだろう。そろそろ出発しよ うかと思っているときに踏切の警報機がなった。博多行きの783系 「かもめ」がやってきたが、踏切の手前で一時停止し、徐行しながら 現場を通過して行った。真新しい架線柱が妙に痛々しかった。列車に 限らず、交通機関の事故が二度と起こらないことを願う。 |
![]() ![]() ![]() ![]() | 諫早市内から再び長崎自動車道に乗り、東そのぎインターを目指す。 この旅の最後の目的地、大村線の千綿〜松原間。長崎自動車道を 降り、国道をしばらく大村方面に戻ると千綿駅に到着した。目の前に 海の広がるなかなか趣のある駅舎だ。だが、駅のホームにいた人 にたずねると昔はもっと風情があるものだったらしい。ひととおり駅の 写真を撮ると地形図を見ながら撮影場所を探す。国道沿いで車を とめるスペースに苦労しながら、海をバックに何本かの写真を撮った。 そのあと雑誌にあった小さな「舟だまり」に行く。車をとめ準備にかか っていると近くの家の方が「うちの前にどうぞ」と言ってくださった。 ありがたいことだ。雑誌と同じ船が見事に並んでいる。漁村の雰囲気 がとてもよい。何本かの撮影の後、今日は釣り人を案内していたと 思われる漁師の方々が船で戻ってきた。仕事の後のおくつろぎのと ころに例の雑誌「撮り鉄のバイブル」を持っていき、「これをご存知で すか?」と話し掛けてみた。ここから先の会話は実際には私の東京の 言葉と漁師の方々の地元長崎の言葉でなされたが、私には忠実に 再現することができないので、標準語で会話の流れからこんな感じ だろうということでご了承いただきたい。「この写真はこちらですよね」 「どれどれ・・・おお!○○ちゃんの船じゃねぇか!」 「へえこんなのがあるのか。どうりで最近よく写真撮りに来る人がいる わけだ」「うん?舟だまり?ここは漁港だ!」ちょっと憤慨している方も おられた。地元の方との交流を楽しみながら列車を撮影した後、山の 上からの撮影をすすめられ行ってみる。先ほども行こうとしたのだが 道がよくわからずあきらめていたのだが、そことは少し違う位置を 教えていただいた。やはり地元の方に聞くのが一番だ。山の上へ車 を進め、農作業をしている方に断り三脚を立てた。大村湾が一望で きるすばらしい展望。もう一本撮れそうなので、再び先ほどの漁港に 戻り最後の撮影。雨が降り出した。雨の中海沿いを青い「シーサイド ライナー」が行く。夏はまだまだこれからだ。 |
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