このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

特  集  ⑤

〜京葉線103系306編成引退〜

 「103系」と言えば1色で塗られたボディで角ばっているというイメージがあるだろう。103系は1963年、JRが国鉄(JNR)時代に製造され、1984年までにおよそ3500両が量産され、国鉄最多数を誇ったことでも知られている。しかし、後継車(201系や205系など)に世代交代が続き、今では貴重な存在になっている。

 もともと京葉線は、千葉貨物ターミナルから武蔵野貨物ターミナルへと伸びる貨物線であった。営業運転が始まったのは、1986年の西船橋〜千葉みなと間であった。その後、蘇我〜千葉みなと間・南船橋〜新木場間・西船橋〜市川塩浜間が開通し、1990年に新木場〜東京間が開通し、今に至る。お気付きのことと思うが、京葉線は蘇我〜東京間の一直線が京葉線ではないのである。正確には、西船橋も京葉線に含まれるのである。しかし、そうするとお客さんがややっこしいことになるので、公表上では蘇我〜東京間の一直線を”京葉線”としているのである。

 103系は86年の開業当時から充当され、一部外房・東金線の分割・併合運用もされていた。しかし、5・6年前から徐々に数を減らし、2005年8月末現在で残り3編成となり、13日に306編成が、20日には307編成が引退となり、現在では302編成のみが残ると言う状況になった。

 京葉線と親しい(?)武蔵野線も103系の数を減らしつつある。低運転台車は全て廃車回送され、高運転台は残り2編成(編成番号不明)となっている。
 しかし、言えることは1つある。数は少なくなろうとも、まだまだ現役で走れるのである!頑張れ、103系!廃車回送に負けるな!!

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