このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

昼の空、夜の道（画像27ｋ）

発言者: くわがた＠虹 発言日時:2000年10月06日 23時15分09秒 写画シャガール

In Reply to: 第４回【写真部企画展】 開催致します。 posted by あ〜ちん＠海 on 2000年10月06日 23時02分38秒:

夕暮れの少し前の風景です。
日が傾いたせいで森の間の道は暗く感じられます。
しかし実際はこれほどには暗くありません。
人間の目は同じ視界の中に明るい部分と暗い場所があっても
その瞬間見ている物に合わせて瞬時に網膜が光量を調節します。

しかしカメラはフレーム内のどこか一点に露出を合わせざるを得ません。
この写真の場合、空の明るい部分に露出が合っているので
空の表情のディテールが拾われ必然的に道と森が真っ暗に写っているわけです。
逆に道と森が明るく写るように露出が合った場合、空は真っ白にとんでしまうはずです。

カメラは人間の目のように器用な事が出来ないお陰でこのように不思議な写真が撮れました。

これを見てマグリットの『光の帝国』を思い出した方も多いかもしれません。（リンク参照）

ここは僕の好きな道です。
この坂を下ると港に出ます。


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