お昼になったので、あまりお腹も空いていないがナカちゃんと事前に立てた予定ではガイドブックなどに載っていて有名な 「明洞餃子」という店でシューマイを食べることになっているので、予定通りグルメを満喫するために 「明洞餃子」へ行く。ガイドブックに載っているだけあって観光客だけでなく、地元の人達にも人気の店らしく、 お店は満員で、順番を待って椅子に座る人に混じることにした。 何分か待つと席に案内された。
シューマイだけ食べるのも何なので、二人でシューマイ一皿と、 それぞれ冷麺の辛い版みたいな麺を頼んだ。それが運ばれて来て、ウエイトレスさんが 器をテーブルに置くと、ハサミでザクザクと麺を切り出したので驚く。 切ってから出せよ!とも思ったけど、客の前で切る方がソウル的なのかもしれない。 冷麺の辛い版みたいな麺は、、甘辛い部類だった。 私はキムチの辛さよりも、この甘辛さの方が好きだが、ナカちゃんは、この甘辛さが 一番苦手らしく、ヒーヒー言いながら食べていた。 シューマイは、行列ができるだけあって、すごい美味しかった。 何につけて食べるのだろうかと、テーブルにある香辛料などを見て「これ?これかな?」 と二人で相談していたら、隣の席で食べていたソウルガール2人組が、「これと、これを つけて食べるのよ!」と言ったかと思われる韓国語で教えてくれた。 さりげなく教えてくれるソウルガール2人組の優しさに感激した。 シューマイで満腹。 朝から満腹な状態の立て続け。この旅行、太る要素満載だ。
もう食べれないーというぐらいお腹がいっぱいなのに、明洞のあちこちに屋台があり、 おいしそうな揚げ物などが並ぶ。またお腹空いたら食べようと決めて、私たちは 次にソウルタワーへ向かった。

坂道を歩き、階段を上り、結構疲れる。ケーブルカーに乗って、上の方へ行くとソウル市内が 一望できる広場がある。中国っぽいハゲ山がソウルの街中のすぐ近くに広がり、 ソウルは土地の面積が小さいのだと気付かされた。こうして上から見ると、山が大部分を占める 小さな都会ソウル。その後、ソウルタワーへ登ることにした。 普通のタワーだ。登ったことないけど京都タワーとかと同じ感じ。よくあるタワー。という感じ。 東京タワーほど高くはないが、山の上にあるので、結果的には高い。
ソウルタワーの展望台で座りながら、地球の歩き方を見て次はどこへ行こうかと考えつつ、 ちょっと歩いたり階段上ったりしただけなのに疲れてボーっとする2人。
どこへ行くのか、どうしようかと途方にくれて、パラパラと地球の歩き方を交互に見る2人。
「なんかいい所あったー?」と話す2人は、食いしん坊2人組である。 シンチョン(新村)という場所においしいケーキ屋があるという記事を見逃すはずがなかった。
意見一致。シンチョンへ行くために駅へ向かう2人。
さっき、昼ご飯で満腹になったばかりのはずなのに。どんだけ食うねん!と 自分でも思いながら、しかしケーキの誘惑には勝てるはずもない。
疲れも忘れて、足早に駅へ歩く2人の目にはケーキしか見えない。