このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
札沼線新十津川あたり
■新十津川にて
新十津川の駅舎は、思わず言葉を失うほど、貧相だった。
終着駅に到着した単行気動車から、降りてくるお客さんはいなかった。
さびた線路は北を目指しているが、すぐ建物にぶちあたる。
■徳富(とっぷ)川橋梁にて
橋の南詰から新十津川駅を望んでみたが、一帯はきれいに区画された新興住宅地に変貌しており、鉄道時代の面影はうかがえなかった。
鉄道時代の鉄橋が、パイプラインを支える橋として生き残っていた。ただし、川の中央部の橋桁は、老朽化が進んだのであろうか、架け替えられていた。
それにしても、草蒸した鉄橋というのも、なかなかありえない状況ではある。
華奢なパイプをごついガーダー橋が支えるアンバランスさが、面白い。廃線跡転用ならではの、奇妙な風景だ。
橋の北詰から石狩沼田方面を遠望する。あたり一面、曇り空ににぶく輝く稲穂が実っている。線路跡は実りの秋にすっかり覆われ、もはや痕跡はうかがえない。
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